DR切り替えを「数日」から「数時間」へ

アクティオが15社利用の基幹システム移行先に「OCI」を選んだ理由とは

グループ15社が利用する基幹システムにおいて、有事の切り替えに数日を要するDRは、維持費用も相まって経営の足かせになっていた。アクティオは「OCI」への移行で、この状況をどのように打破したのか。

 建設業界における深刻な人手不足や、それに伴う建機レンタル需要の拡大を背景に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は急務となっている。建機レンタル大手のアクティオホールディングスが従来運用していた災害対策(DR)システムには、有事の際のシステム切り替え時間や可用性に課題を抱えていた。激甚災害の発生時であっても復旧工事などに必要な機械の供給を継続するには、より強固なITシステムが求められていた。

 そこでアクティオホールディングスは、建機レンタル事業を担うグループの国内事業企業15社が共用するミッションクリティカルな基幹システムを、オンプレミスシステムおよび利用中のクラウドサービスから、Oracleのクラウドサービス群「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)に移行した。データベースには「Oracle Exadata Database Service」を採用し、シンガポールのリージョンを活用してDRサイトを構築している。

 この刷新によって、これまで数日を要していたDRサイトへの切替時間が、わずか数時間にまで短縮された。データの復旧時点目標も日次から最新状態へと改善し、障害発生直前の状態で業務を再開できる仕組みを整えた。

 導入による効果はDRにとどまらず、2029年までの3年間でITインフラに関わる費用を約50%削減できる見通しだという。アクティオホールディングスはいかにして効率化と事業継続性の強化を実現したのか。

事業停止リスクをOCIで回避

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