AIエージェント、注意したいリスク10選【前編】

情シスが押さえるLLMの10大リスク OWASP2026年版が実例で順位付け

OWASPは、LLMアプリケーションの主要なセキュリティリスクをまとめた「Top 10 for LLM Applications 2026」を公開した。同レポートが明らかにした10個のリスクとは。

 「プロンプトインジェクションさえ防げば安全」──その油断が危うい。LLM(大規模言語モデル)を業務システムに組み込む企業が向き合うべきセキュリティリスクは、想像よりはるかに広い。Copilotや社内AIチャット、AIエージェントを現場に入れ始めた企業ほど、気付かぬうちに攻撃者の射程へと踏み込んでいる。

 ソフトウェアのセキュリティ向上に取り組む非営利組織Open Worldwide Application Security Project(OWASP)は2026年8月4日(米国時間)、最新版「Top 10 for LLM Applications 2026」を公開した。現実に起きたインシデントのデータを順位に反映。多くの企業が後回しにしがちなリスクが、一気に上位へ浮上した。IBMのディスティングイッシュトエンジニア、ジェフ・クルム氏の解説と併せ、企業が今すぐ点検すべき10のリスクと対策を紹介する。

OWASP Top 10 for LLMが示すセキュリティリスク

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