データ連携が招く情報漏えい

「Claude Code」「Codex」の急速普及で“従来のセキュリティ”が崩壊する

AIツールの普及が進む中、企業のAIセキュリティ課題はシャドーAIの発見からAIエージェントの管理へと移行している。AIツールが自律して動く時代における新たな脅威と、その対策方法を紹介する。

 従業員によるAIツールの利用が定着し、企業のAIセキュリティ戦略は大きな転換点を迎えている。

 これまでは従業員が個人的にAIツールを利用する「シャドーAI」において、誤って機密データを外部のAIツールに入力してしまうことが主な懸念材料だった。しかし、従業員が社内のデータと外部のAIツールが連携し、自律的なAIエージェントが業務を代行するようになったことで、データの流れは双方向化し、システム全体を巻き込む新たな脆弱(ぜいじゃく)性が生まれている。

 クラウドセキュリティベンダーNetskopeは、2025年6月から2026年7月にかけて自社サービスを利用する顧客の一部を対象に調査を実施した。その結果、AIツールの利用形態の変化に伴い、新たなセキュリティリスクが顕在化していることが明らかになった。

 特に懸念されるのが、内部のデータソースと外部のAIモデルを橋渡しするプロトコル「MCP」(Model Context Protocol)の普及と、自律型AIコーディングツールの利用拡大だ。これらが組み合わさることで、機密データに対する意図しないアクセスや、悪意あるコードが自律的に実行されるリスクが高まっている。

 企業のAIリスクは具体的にどう変化しており、どのような対策を講じるべきなのか。Netskopeの調査結果から、その最適解を読み解く。

AIコーディングツールの導入率は2025年から倍増

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