『ディープラーニングG検定 最強の合格問題集』出張版
【G検定】第2次AIブームが終わった原因はどれ?
AIの基礎から法律・倫理まで幅広い領域が問われる資格「G検定」。試験範囲の中でも重要度の高いテーマを1問ずつ取り上げ、理解の定着に役立つポイントを確認していきます。今回は、エキスパートシステムが主流だった第2次AIブームがなぜ終わりを迎えたのかという、AIの歴史を理解する上で重要な論点を扱います。
「G検定」(ジェネラリスト検定)は、AI(人工知能)技術全般、特に機械学習やディープラーニングの基礎を体系的に学ぶ資格試験です。AI人材の需要の高まりとともに受験者数は年々増加しており、企業でも従業員への取得を奨励する動きが広がっているそうです。
本記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』(ヤン・ジャクリン 著)から、G検定の出題範囲を踏まえた問題と解説を1問1答形式で紹介します。今回は、エキスパートシステムが主流だった第2次AIブームがなぜ終焉を迎えたのかという、AIの歴史を理解する上で重要な論点を扱います。情報システム部門にとっても、現在のAI活用を考える際の示唆につながるテーマです。
問題
これまでにAIブームが3度起きたといわれる。第2次AIブームの終焉の原因として、最も適切な選択肢を1つ選べ。
1.当時のAIが単純なルールに従う処理しかできなかった。
2.特定の専門分野の知識を満遍なくコンピュータに集約するのが大変だった。
3.学習済みモデルが過学習しやすかった。
4.モデルの仕組みが複雑で解釈が困難であったため、利用者の不信感が増した。
――答えは分かりましたか?
正解と解説
正解は「2.特定の専門分野の知識を満遍なくコンピュータに集約するのが大変だった」
第2次AIブームでは、知識の抽出と管理を行う技術、特に「エキスパートシステム」が代表的でした。エキスパートシステムが普及する中で次のような知識の抽出と蓄積に関する問題点が判明しました。
- 大量の専門知識を取り込むためには毎回、専門家にヒアリングする必要がある(選択肢2)
- ヒアリングした内容から有用な知識だけを取り出す処理は、非常にコストが高い
- 概念間の関係性を記述したルールを追加すればするほど、維持管理が大変
- 数多くのルールが互いに矛盾し、一貫性を保ちにくい
選択肢1、3、4のような課題は、第2次AIブームの収束とは直接関係ありません。
- 選択肢1:簡単なルールに従った処理しかできないAIは第1次AIブームの課題でした(トイ・プロブレム)。
- 選択肢3、4:第3次AIブームの時に登場した機械学習に関する内容です。
※この記事はSBクリエイティブ刊『ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格問題集[第2版]』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
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