特集/連載
“ウィンテル”はまだ終わらない――クラウド注力が追い風に:IBM、HPなどRISC陣営も対抗
クライアントPCの出荷台数が減少する中、Intelが新たな居場所として注力している分野の1つがクラウド基盤だ。既存ベンダーを脅かし始めたとして市場での存在感を高めつつある。その理由とは?
IT担当者は、データセンターを刷新して高度なクラウドコンピューティング環境に対応させる際、ウィンテル(Wintel:Windows+Intel)サーバハードウェアをベースにしたスケールアウト戦略を採用することが多い。プロプライエタリなサーバのスケールアップを避けてのことだ。
これは米Hewlett Packard(HP)や米IBMのRISCベースシステムには逆風だ。そこで両社はサーバロードマップの再構築を進めている。
IT担当者がウィンテルを選ぶ主な理由は、初期コストと隠れたコストなどコスト面で有利だという判断と、新しいプラットフォームに移行することでデータセンターチームにとってなじみがないベンダーと付き合うリスクを回避するためだ。
関連記事
- iPhone/iPadも「インテル入ってる」に? IntelとApple提携強化の報道
- PC不況で米Intelが失速、モバイル投資100億ドルで復活なるか
- 「インテル入ってる」「ウィンテル」の次は? Intelのモバイル&クラウド戦略
- Intelとx86互換ベンダーとの「追いかけっこ」はいつまで続くのか?
UNIX市場を揺るがすXeonチップの存在
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.