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ネットワークの基本「OSI参照モデル」とは何か?:新人IT担当者のためのネットワーク機器入門【第1回】
ネットワークと関連機器に関する「今さら聞けない」基礎知識をこっそりおさらいしようというこの連載。今回はネットワークの基本中の基本、OSI参照モデルから説明します。
ITの各分野の中でも、ネットワークはとりわけ抽象的で難解に見られがちです。この連載ではタイトルに「新人IT担当者のための」と銘打ったように、初めてネットワークに触れるIT担当者でも日々の業務を遂行できるよう、ネットワークの基本的な仕組みと各種機器の機能、技術動向などを、できるだけやさしく解説していきたいと思います。
私もかつてはネットワークのことを全く知らない新米エンジニアでした。その頃から現在に至るまで、私なりに、たくさんの本を読んで、いろいろなネットワークを構築してきました。その過程で見えてきたこと。それは「ネットワークは使用するものが決まっている」ということです。
ネットワークは、長い時間をかけて熟成された、ほぼ完成している世界です。今や使用する技術も機器も、そして構成すらも、ある程度決まってきています。OSやアプリケーションほど劇的に変化しないし、進化のスピードも比較的ゆっくりです。たとえ分厚いネットワーク関連本をたくさん読んだとしても、実際に使用するものはそれほど多くはありません。
結局のところ、重要なのは、ポイントを押さえることなのです。今から勉強を始めても絶対に遅くはありません。そこで本連載では、ネットワークを学習していく中で、必要なポイントをピックアップしつつ、いろんな機器や技術について説明していきます。
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