モバイルで変化するネットワーク境界のセキュリティ対策
私物iPhone/Androidスマホを使うなら守るべき“たった4つの条件”
モバイル端末などの影響でネットワーク境界が変化する中、ネットワーク境界セキュリティにも変化が求められている。新しいセキュリティ環境に対処する方法とは何か。
多くの企業にとって、ネットワークセキュリティの範囲はオフィスにとどまらなくなっている。シグネチャベースのセキュリティ対策を使用してネットワーク境界を制御し、インターネット接続の脅威や悪意のあるトラフィックから保護する従来の手法は、十分ではなくなっているのが実情だ。
多くの企業は現在、セキュアなネットワーク境界の設計に必要な構成要素は何かという疑問を抱えている。ネットワーク境界という概念は通用しなくなったのだろうか。それとも、再定義されているところなのだろうか。
本稿では、テクノロジーに関するベテランのジャーナリストである筆者がニーズに基づいて、この問題を調査する。そして、今日のネットワーク境界を保護するための4つの手段と、個人所有デバイスに関する社内ポリシーを強化するための4つの条件を紹介する。
ネットワーク境界を保護するための戦略
ネットワーク境界を保護するには、まずネットワーク境界がどのように変化したかを理解する必要がある。現状では、ファイアウォールや侵入防止ツールを使用するだけでは十分ではなくなっている。巧妙化する攻撃と現在の防御戦略の脆弱性を考慮すると、脅威を検出したり、脅威から保護することは、以前より困難になっている。
IT担当者やセキュリティ管理者が新しいネットワーク境界を防御するために使用できる手段がある。それは、
- アプリケーション層の保護
- 暗号証明書の使用
- シングルサインオン(SSO)テクノロジーの統合
- レガシーアプリケーションへのWebフロントエンドの組み込み
の4つだ。
クラウドとモバイル時代のネットワークセキュリティ
高度な攻撃手法や現代のクラウド/モバイルテクノロジーによって、ネットワーク境界は今まで以上に流動的になっている。セキュリティ担当者は、新しいネットワーク境界の保護戦略によって、この状況に対処している。
このような“新しい”ネットワーク境界を保護するために、今日の情報セキュリティ担当者が使用できる手段は多岐にわたる。例えば、SSOの統合や暗号化に加え、次世代ファイアウォールなどアプリケーション層に焦点を当てた手段もある。
BYODポリシーを強化するための4つの条件
強力なBYOD(私物端末の業務利用)ポリシーを導入すれば、ネットワークのセキュリティを大幅に強化できる。効果的なBYODポリシーの作成には必要な条件がある。それは、
- 物理端末の保護
- ユーザーログインプロセスの強化
- 個人所有端末のアプリケーションのセキュリティ確保
- 端末に付与するネットワークアクセス許可の制御
の4つだ。この全ての条件を満たすには、複数のセキュリティ製品を使用しなければならないこともある。
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