Googleドライブ/Dropbox禁止は損? 2015年上半期に最も読まれたセキュリティ記事は:ユーザー企業/組織の読者が選んだ、2015年上半期記事ランキング(セキュリティ編)(1/2 ページ)
オンラインストレージ同期サービスはセキュリティ担当者にとって“悪者”ではなく“味方”だった? 2015年上半期に公開した、セキュリティ関連の記事ランキングを紹介します。
TechTargetジャパン 2015年上半期 記事ランキングTop10(セキュリティ編)
- 無駄なウイルス対策より「Googleドライブ」を使え――セキュリティ専門家
- Dropbox無断利用を止める最善策は「禁止しないこと」
- 「Microsoft Excel」「Word」標的のマクロウイルスに再び注意すべき切迫した理由
- 「IT予算、低すぎ」な企業が選んだiPhone、iPad管理ソフトの費用対効果
- ホワイトハウスへのハッキングを成功させた「偽メール」の正体とは?
- PayPalも注目、ウイルスの“悪知恵”から生まれたセキュリティ技術のすごさ
- Javaは“最も危険なソフトウェア”? セキュリティベンダーが指摘する理由とは
- 私物iPhone/Androidスマホを使うなら守るべき“たった4つの条件”
- 今からでも知りたい「次世代ファイアウォール」の基本、なぜ必要か?
- PCをわざとマルウェアに感染――“斜め上”のセキュリティ対策に賛否両論
ランキング集計方法
期間中(2015年1月〜6月)に掲載した記事について、同期間中のページビュー上位10記事をピックアップしました。ページビューの計測対象は、TechTargetジャパンの主要読者であるユーザー企業/組織の読者です(ベンダーをはじめとするIT系業種や無職、学生の読者のページビューは除外しています)。
「Googleドライブ」「Dropbox」にセキュリティ面で関心
1位の「無駄なウイルス対策より『Googleドライブ』を使え――セキュリティ専門家」は、オンプレミスのストレージよりも、Googleドライブをはじめとするオンラインストレージ同期サービスへデータを保存した方が安全だという意見を紹介(画面はGoogleドライブの紹介ページ)《クリックで拡大》
2015年上半期(1月〜6月)にTechTargetジャパンの専門メディア「セキュリティ」で取り上げた記事のうち、期間中に多くの閲覧数を記録した上位10本を上に示しました。1位に「Googleドライブ」、2位に「Dropbox」と、オンラインストレージ同期サービスとセキュリティとの関係に言及した記事が1位、2位を占めました。
1位の「無駄なウイルス対策より『Googleドライブ』を使え――セキュリティ専門家」では、Googleドライブなどのオンラインサービスにデータを保存することは、「オンプレミスのデータストレージにデータを保存するよりもずっと安全だ」だというセキュリティ専門家の主張を紹介。その他、人の心理的な隙を突いて情報を引き出したり、攻撃成功につながる行動をさせたりする「ソーシャルエンジニアリング」の対策を説明しています。前編「ニセIT部門からの『パスワード教えて詐欺』が危険 だまされないためには?」と併せてご覧ください。
コンシューマー向けのオンラインストレージ同期サービスは、従業員がIT部門や会社の管理下にないIT製品/サービスを勝手に業務利用する「シャドーIT」対策ではやり玉に挙げられがちです。セキュリティの懸念から、シャドーITを徹底的に禁止したいと考える企業も少なくありません。2位の「Dropbox無断利用を止める最善策は『禁止しないこと』」では、企業はシャドーITの排除に乗り出す前に、シャドーITが発生する原因に向き合うべきだと指摘。従業員のDropboxの利用を禁止せず、同様の機能を備えた独自システムを構築してシャドーITに対処した、米金融サービス会社Western Unionの取り組みを紹介しています。
併せて読みたいお薦め記事
「シャドーIT」を理解する
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