特集/連載
NANDフラッシュの多次元化で曖昧になるメモリとの境界線:フラッシュストレージの4大進化【前編】
メモリチャネルフラッシュ、3D、NVMe、NVDIMMは、間もなくNANDフラッシュに取って代わることが予想される最新のフラッシュストレージテクノロジーの進化だ。
近年フラッシュストレージ界を4つの大きな進化が席巻した。3Dアーキテクチャによって高密度のNANDチップが実現し、メモリスロットに直結するフラッシュストレージはソリッドステートストレージを増量するためにサーバのDIMMスロットとバスを使用するようになった。また、Non-Volatile Memory Express(NVMe)というストレージ接続規格によって、より優れたパフォーマンスを引き出すためにサーバのPCIバスをさらに効率的に利用できるようになり、NVDIMM(不揮発性DIMM)はシステムのRAMに不揮発性を付加した。
現在、どのテクノロジーも利用可能だ。今回から2回にわたり、各テクノロジーの最適なユースケースとメリット/デメリットを紹介する。それから、NANDフラッシュテクノロジーに取って代わるであろうテクノロジーについても取り上げる。
併せて読みたいお薦め記事
フラッシュストレージを理解しよう
SSD vs. HDD
- SSDはHDDよりも高くて速いはウソ? SSDをめぐる5つの誤解
- 徹底比較:SSDオンリー vs. SSDとHDDの混在――性能測定の意外な結果は?
- HDDよさらば システムが「SSD一色」になる日は近い
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.