性能低下の理由を正しく理解している?
フラッシュストレージが期待を裏切るとき、ハイパーコンバージドへの実装を見る(1/3 ページ)
フラッシュストレージは至るところに浸透している。それはハイパーコンバージド分野でも同様だ。しかし、フラッシュストレージが完全無欠でないことをその理由とともに知っておくことが必要だ。
ハイパーコンバージドシステムは、仮想サーバやデスクトップ環境の管理に伴うコストと複雑さを軽減するのが特徴と多くのIT関係者は考えている。だが、ハイパーコンバージドシステムは、ホストするアプリケーションの動作に対してユーザーが我慢できるだけパフォーマンスを確保する必要もある。
それぞれの環境で異なるパフォーマンスの期待値に応えるため、ほとんどのハイパーコンバージドシステムは、ストレージインフラの一部または全体にフラッシュストレージを採用している。だが、フラッシュをサポートするために使われる技術は、ハイパーコンバージドシステムのパフォーマンスとコストの両方に影響を与える。
そこで、この記事ではハイパーコンバージドシステムのさまざまなアーキテクチャで、フラッシュストレージがどのように実装しているのかを正しく理解するために知っておきたい技術的ポイントを解説する。
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ハイパーコンバージドシステムに求めるストレージの基本事項
ハイパーコンバージドシステムのストレージインフラは通常、以下に挙げる2つの方のいすれかの設計になっている。
仮想マシン(VM)をホストするノードにVMデータを保存する
データを保護し、仮想マシンのモビリティを確保するため、各VMのデータは変更後にクラスタ内の別ノードにレプリケートする。この方式の長所は、VMがデータを読み書きするとき、最初のアクセスをローカルで行うことだ。しかし、レプリケーションのために、通常のRAID 5構成と比べて少なくとも2~3倍のストレージ容量を消費する。VMを移動できる場所についても制限がある。
クラスタ内のノード全体の容量を集約して作成した仮想ボリュームにVMデータを保存する
この方式では、基本的にハイパーコンバージドシステムの各ノード内にあるディスクから、スケールアウトストレージシステムを作成する。クラスタにある全てのノードから全てのVMにあるデータストアにアクセスできる他、パリティベースでデータを保護する。このスケールアウト方式は容量の観点で効率的だが、パリティも作成でより多くのCPUオーバーヘッドが発生する。
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