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テレワークは社員の価値を浮き彫りに――向いてないのはどんな人?:テレワークは「自分の仕事の価値とは何か」を問い掛ける(1/2 ページ)
テレワークの意外なメリットは「会社でないとできない仕事とは何か」を問い直すことで、仕事の棚卸しにつながっていくことだ。テレワークに取り組んだ中堅・中小企業が何に気付いたのか、事例から探ってみたい。
いつでも、どこでも働ける多様なワークスタイルを支援するシステムや製品は、大企業向けから中堅・中小企業向けまで幅広いラインアップがそろいつつある。さまざまな企業でテレワーク製品の導入を検討する機会は少しずつ増えているのではないだろうか。しかしシステムを導入しても、従業員がテレワークをすることにためらいややりにくさを感じて、運用がうまくいかないという場面も起こりがちだ。
コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)は2016年7月7日に「テレワーク導入支援オープンセミナー」を開催し、テレワークに取り組む中堅・中小企業の事例を紹介した。テレワークを実施することで職場環境にはどんな変化が生まれるのか。どのような課題が見え、その解決策は何かを、2社の事例から探っていく。
テレワークに取り組む中小企業事業主の支援目的として、「職場意識改善助成金(テレワークコース)」の制度がある。労働時間の設定改善や仕事と生活の調和推進などを目的として厚生労働省が実施しているものだ。政府の支援を追い風に、テレワークを現実的に検討するきっかけにしてはいかがだろうか。
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