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ベンダーに言い負かされないためのハイパーコンバージド選びのコツ:ハイパーコンバージドインフラ比較【前編】
複雑怪奇なハイパーコンバージドインフラの選択作業は険しい道のりになる。ベンダーの膨大なラインアップに圧倒されず自分たちにベストな製品を選ぶために必要な「検討のガイドライン」を紹介しよう。
HCI(ハイパーコンバージドインフラ)のベンダー製品の選択肢は非常に多く、新製品も続々と市場に登場している。自社に最適なハイパーコンバージド製品の選定は気が遠くなるような難題だろう。
そこで、この記事ではHCIベンダーが提供する製品を7つの基準で評価する。評価において重要なのは、HCIの目的を把握しておくことだ。それは、コンピューティングアーキテクチャとストレージアーキテクチャの簡単な導入と運用開始だ。HCIには拡張性を制限したシンプルな構成のモデルもあれば多様な拡張性を備えるモデルもある。中には、データベースアクセス、仮想デスクトップインフラ(VDI)、サーバ統合など特定用途に特化したモデルも存在する。
多くのHCIは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク機能を組み合わせた自社製のアプライアンスか、他社製アプライアンスを提供している。ただし、Hewlett Packard Enterprise(HPE)は例外で、同社が構築したサーバでHPEのソフトウェアを組み合わせて1つのHCIとしている。なお、今回取り上げた製品のベンダーは、そのほとんどが中小企業から大企業に至るあらゆる規模の企業をサポートしている。
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