特集/連載
HDD復活の理由とは? Seagateは容量ベースで過去最高を記録:東芝のHDDにも動きが
ストレージ分野ではベンダーも評論家も専門メディアも「これからはオールフラッシュ、HDDは滅びる」と力説するが、HDDは意外としぶといようだ。
米国で2017年3月初旬に開催した「Open Compute Project Summit」において、Seagateは12TBのヘリウム充填型業務向けHDDを公開した。この新しい3.5インチ厚サイズのHDDは現在、クラウドプロバイダー向けに評価用として出荷中で、正式出荷は6月に開始する予定だ。
Seagateによると、同社の技術者が非構造型データの保存をめぐる課題について、大手クラウドプロバイダーやOEM各社と共同で検討した結果、従来のヘリウム充填型業務向けHDDのファームウェアとハードウェアを改良し、容量を50%増加させたという。
併せて読みたいお薦め記事
HDDはまだまだやれるという意見
HDDは必ず滅びるという意見
- 高額な大容量SSDがバックアップ用途でも普及、HDD置き換えが急速に進む理由は
- SSDは「2020年までには100TB超え」、HDD置き換えが予想以上に進むか
- ゴルフの聖地を守るためHDDを捨ててオールフラッシュを導入した“なるほど”な理由
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.