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スマホ用キーボードアプリのユーザー情報3100万人分が流出の恐れ その“真の原因”は「MongoDB」の設定ミスだけではない

スマートフォン用キーボードアプリ「ai.type」のユーザー約3100万人分の個人情報が、誰でも閲覧できる状態になっていた。原因として「MongoDB」の設定ミスが挙がっているが、専門家はもう1つの問題を指摘する。

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キーボードアプリai.typeが抱えていた2つの問題とは

 スマートフォン用キーボードアプリケーションのユーザー約3100万人分の個人情報が、流出の危険にさらされていた。ドキュメント志向のデータベース管理システム「MongoDB」の設定ミスと、デバイス内の全データへのフルアクセス取得が原因だ。

 ユーティリティーベンダーKromtech Allianceのセキュリティ組織Kromtech Security Centerは、モバイルソフトウェアベンダーai.typeの同名キーボードアプリユーザーの個人情報が、インターネットで誰でも閲覧可能な状態になっていたと発表した。ai.typeはモバイルOS「Android」「iOS」向けにキーボードアプリを提供している。Kromtechによると、ai.typeはデフォルト設定のままでMongoDBを運用した結果、合計577GB、3億7300万件のデータが誰でもアクセス可能な状態になっていた。

 今回の出来事はMongoDBの設定ミスが主な原因だと考えられるが、原因はそれだけではなかった。

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