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Microsoft OfficeをVDIで動かすならGPUは必須? 求められる仮想化インフラ再考もはや珍しくないアプリの大量グラフィックス処理

「Microsoft Office」にGPUは必要ないというのがVDIを導入する企業の想定だった。だが、それはもはや過去の話だ。この種のアプリケーションやWebサイトなどは、グラフィックスを多用することが増えている。

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 仮想デスクトップインフラ(VDI)を利用する場合、エンドユーザーがCADアプリケーションのようなグラフィックスを多用するツールを使用しない限り、GPU(グラフィックスプロセッシングユニット)は必要ないというのが長らく一般的な考え方だった。

 だが企業が使用するOSやエンタープライズアプリケーションのバージョンが新しくなるにつれ、IT部門はこのアプローチの見直しを迫られている。今やネットサーフィンだけでもグラフィックスが大量に使用されており、Microsoft Officeなどのメインストリームアプリケーションの多くでもグラフィックスを多用する場面が増えている。

 アプリケーション自体が必要とするグラフィックスソースが増えているだけではない。昨今のユーザーは、VDIからアクセスしている場合でも、動画や大容量の画像を問題なく表示できると考えている。実際に、知らず知らずのうちに自身のデバイスで既にGPUを操作しているユーザーは多い。

もはや珍しくはない大量のグラフィックス処理

 エンドユーザーは、グラフィックスアクセラレーションが使用される状況に既に適応している。スマートフォン、PC、タブレットはいずれもグラフィックス強化のためGPUを備えている。そのためユーザーが求める操作性が変わっている。

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