「Microsoft 365」がコラボ機能を強化、就業時間外のメール送信にダメ出しも:Workplace Analyticsとは
Microsoftは2018年7月、クラウドスイート「Microsoft 365」の新たな進化を発表した。「Microsoft Teams」の無料版やホワイトボードアプリなど、チームに効率的なコラボレーションを促す機能を多く含む。
Microsoftは2018年7月中旬、ワールドワイドパートナーカンファレンスの開催に先立ち、オフィススイートの「Office 365」、クライアントOSの「Windows 10」、セキュリティ対策スイートの「Enterprise Mobility + Security」を組み合わせたクラウドスイート「Microsoft 365」の新しいイノベーションを発表した。その中には、企業向けチャットサービス「Microsoft Teams」の無料版や新しいインタラクティブホワイトボードアプリケーションに加え、より効果的な社内コミュニケーションに向けた一連の分析機能や、ベストプラクティスを組み込んだツールが含まれる。
「Teamsの無料版は、最大300ユーザーをサポートし、無制限のチャットメッセージおよび検索機能を提供し、1対1、グループ、チーム全体でのオンライン音声/ビデオ通話が可能だ」。Microsoftのコーポレートバイスプレジデントを務めるロン・マーケジッチ氏は、Microsoft 365の公式ブログでそう述べている。
同氏によると、さらに無料版は、チームでのファイル共有用に10GBのストレージを、個人用としてユーザー当たり2GBのストレージを提供する。
Microsoftは、Microsoft 365におけるOffice 365の活用を推進しており、「Office Online」アプリ(「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」のWebアプリ)をTeamsの中で使用することも可能だ。
マーケジッチ氏によると、181市場のうち20万社以上の企業が、コラボレーションや業務の処理にTeamsを利用しているという。
またマーケジッチ氏は、Microsoft 365(具体的には、Teams、企業向け動画共有サービスの「Microsoft Stream」、企業向けソーシャルネットワーキングサービスの「Microsoft Yammer」)のユーザー企業であれば、従業員がライブイベント(実況動画の配信)およびオンデマンドイベント(保存された実況動画のオンデマンド配信)を容易にセットアップし、実行できるようになることも明らかにした。リアルタイムイベントでは、参加者は高精細動画を見ながら、コメント投稿によってコミュニケーションができる。
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