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「SASE」とは? クラウドの弊害にセキュリティとネットワークの合わせ技で対処クラウドが変えるセキュリティ市場【後編】

クラウドサービスの利用が活発化するとともに、クラウドサービスにまつわるさまざまな課題が顕在化してきている。その対策として新たに登場したのが「SASE」だ。SASEはどのような機能を備え、なぜ登場したのか。

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 クラウドサービスの普及に伴って生じた新しいセキュリティやネットワークの課題に対処する製品分野として、調査会社Gartnerは「SASE」(セキュアアクセスサービスエッジ)を提唱する。同社の定義では、SASEは「クラウドサービスを安全かつ安定的に運用するための、セキュリティとネットワーク機能を統一した製品」だ。

 SASEは具体的にどのような機能で構成されるのか。セキュリティおよびネットワークのどのような課題解消に役立つのか。前編「『SECaaS』はなぜ必要か? 従来型セキュリティ製品の“3大限界”を打破」に続く本稿は、こうしたSASEの基礎を整理する。

「SASE」の構成要素

 クラウドサービス特有のセキュリティやネットワークの問題を解決する機能を網羅的に提供するのがSASEだ。以下にSASEを構成するセキュリティ機能やネットワーク機能の例を挙げる。

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