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“稼ぐフリーランスエンジニア”が身に付けている「考え方」と「スキル」優れた「フリーランスエンジニア」になるには【後編】

フリーランスエンジニアがより多くの利益を得るためには、見込み客との交渉にどう臨めばよいのか。どのようなスキルが必要なのか。専門家のアドバイスを紹介する。

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 フリーランスエンジニアを志望する人はしばしば、潜在顧客へのアプローチの仕方や自分の売り込み方に悩んでいる。そうした人は自信を付ける必要がある。では何をすればよいのか。

 技術系のオフ会への参加は「アピールの材料になるスキルを磨き、人脈を広げることにつながる」と、ニック・ジャネタキス氏は語る。ジャネタキス氏はフリーランスで開発者、コンサルタント、トレーナーを兼業している。「大都市の近くに住んでいるなら、良いオフ会がたくさん見つかる。他の参加者たちと交流し、彼らの仕事に関する情報を得るとよい」(同氏)

“稼ぐフリーランスエンジニア”が意識していること

 ジャネタキス氏は、顧客を引き付ける別の方法として、自分のソフトウェア開発プロジェクトや経験、ソフトウェア開発に関するトピックの記事を執筆することを挙げる。エンジニアが執筆した記事は、そのエンジニアにとって効果的な宣伝手段になり得る。潜在顧客が、計画中のソフトウェア開発プロジェクトに関するキーワードを検索して、その記事を読んだとする。その結果、潜在顧客が投稿者をエキスパートだと認めて、連絡してくる可能性があるからだ。動画投稿サイト「YouTube」のチャンネルやポッドキャストにも「同じ理屈が当てはまる」と同氏は付け加える。

 「フリーランスエンジニアは、見込み客との交渉に入ったら、その相手とどのような関係を構築すべきかを考えなければならない」と、フリーランスエンジニア兼トレーナーのレオン・ブラウン氏はアドバイスする。ソフトウェア開発プロジェクトが短期間で、1回限りの契約なら「高い料金を請求することは理にかなう」とブラウン氏は言う。長く続く関係を築くのであれば、1回当たりの受注金額を安くするように交渉し、その顧客から長期的により多くの売り上げを得られるようにする方が賢明だ。

 大きな成功を収めるフリーランスエンジニアは、顧客を深く理解し、優れたコミュニケーションスキルとEQ(自分と他人の感情をうまくコントロールする能力)を持つ。「顧客とぶつかる場面は避けられない。それをうまく乗り切ることが大事だ」。コンサルティング企業CDM Consulting Groupのプレジデント兼オーナーのチャーリー・モリス氏はそう助言する。

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