ソフトウェア開発者はもう不要か 「AIによるソースコード生成」の衝撃:ソフトウェア開発者「勝ち残りスキル」の新常識【中編】
ソフトウェア開発者にとって、技術の進化への追従は重要だ。単に新技術に関するスキルを身に付ければよいというわけではない。技術進化が「ソフトウェア開発」という仕事そのものに及ぼす影響も注視する必要がある。
ソフトウェア開発者が採用の可能性を高める上で、身に付けておくとよいスキルが幾つかある。技術系人材企業Toptalで人材運用担当シニアバイスプレジデントを務めるクリスティー・シューマン氏は、こうしたスキルの主な例として、以下に関するスキルを挙げる。
- ブロックチェーン
- React(ユーザーインタフェース開発用のプログラム部品群)
- Node.js(スクリプト言語「JavaScript」のサーバサイド実行環境)
- Python(プログラミング言語)
「AIによるソースコード生成」はソフトウェア開発者の職を奪うか
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連載:ソフトウェア開発者「勝ち残りスキル」の新常識
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「市場の変化は速い」とシューマン氏は述べる。クラウドサービスやモバイルアプリケーションといった技術の進化速度は、その分野に習熟した人材供給のペースをしのぐと同氏はみる。
ソフトウェア開発において「機械学習アルゴリズムがソースコードを生成する」という新たな潮流がある。人のソフトウェア開発者にも依然、需要はある。ただしソフトウェア開発者に求められるスキルは、一からソースコードを作成するスキルから、機械学習などのAI技術を生かしてソースコードを調整できるスキルへと移っている。
AI技術に関する情報サイトMLtechniques.comの創設者であり、機械学習の研究者であるビンセント・グランビル氏は、「ソースコード作成が自動化したとしても、人のソフトウェア開発者を雇用することになる」と話す。グランビル氏は米TechTargetが所有するビッグデータ技術者コミュニティー「Data Science Central」の共同設立者でもある。同氏が研究で利用するのは、コーディングを一切必要としない開発ツールだ。この開発ツールはボタンのクリックだけで、ソースコードを自動生成する。
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