AWS、Azure、GCPの“謎に高い”を解消する「コスト管理ツール」の基礎知識:“クラウド破産”を防ぐ8つの方法【第4回】
クラウドサービスの利用料金を予算内に収めるのに役立つのが、クラウドサービスのコスト管理ツールだ。代表的なコスト管理ツールと、その主な機能を説明する。
クラウドサービスの利用料金を正確に見積もり、予算内に収めるためには、適切な手段を理解して活用することが重要だ。クラウドサービスのコストを抑えるための主要な7つのポイントのうち、4つ目を説明する。
4.コスト管理ツールを利用する
併せて読みたいお薦め記事
連載:“クラウド破産”を防ぐ8つの方法
- 第1回:AWS、Azure、GCPが安くなる「リザーブドインスタンス」「スポットインスタンス」とは?
- 第2回:クラウド“謎の高額請求”は「キャパシティープランニング」の不備が原因だった?
- 第3回:AWS、Azure、GCPの“異様な高額請求”は「エグレス料金」が原因だった
クラウドサービスの無駄遣いを防ぐ
クラウドサービスのコスト節約効果を高めるには、コストを監視する適切なツールの導入が不可欠だ。主要なクラウドベンダーは、自社のクラウドサービス向けのコスト管理ツールを用意している。
AWSの「AWS Cost Explorer」は過去のコストを分析して、最大で3カ月先のAWSサービスのコストを予測する。「AWS Budgets」は、コストが事前に設定した金額を超えたときに、アラートでユーザー企業に通知する。予算を超過しそうなリソースを自動的に縮小し、コストの上昇を抑える機能も備える。
Microsoftのクラウドサービス群「Microsoft Azure」のユーザー企業は、「Microsoft Cost Management」を使用してAzureのコストを監視できる。Microsoft Cost Managementは、各Azureサービスのコストを監視して将来の請求金額を予測し、予算を超えたときにユーザーに警告する。
Googleは同社のクラウドサービス群「Google Cloud Platform」(GCP)のユーザー企業に対し、「Cost Management」を提供している。ユーザー企業はCost Managementを使用してコストの急増を特定し、コストの最適化に役立てることができる。
クラウドベンダーが提供するコスト管理ツールだけではなく、サードパーティー製のツールも役立つ可能性がある。例えばNetAppの「CloudCheckr」は、クラウドサービスのコストを追跡管理して、コスト削減のためのアドバイスを提供する。他にはCloudZeroやCirba(Densifyの名称で事業展開)などのサードパーティーベンダーも、クラウドサービス向けのコスト管理ツールを提供している。
第5回は、5つ目と6つ目のポイントを紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.