「PCaaSだとPCが選べない」と勘違いしていないか?:PCaaSを利用する7つのメリット【第2回】
PCを自由に選びたいのであれば、「PCaaS」(PC as a Service)は有力な選択肢にはならないのではないか――。その考えは正しくない。本当のところはどうなのか。PCaaSのメリットを探る。
PCのライフサイクル管理の負荷を軽減する「PCaaS」(PC as a Service)。本稿はPCaaSの主な7つのメリットのうち、1つ目と2つ目を説明する。
1.PCの選択肢が意外と広い
連載:PCaaSを利用する7つのメリット
「PCaaS」をもっと詳しく
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DellやHewlett Packard Enterprise(HPE)など、一部のPCベンダーはPCaaSを提供している。PCベンダーは、エントリーモデルのPCから強力なGPU(グラフィックス処理装置)を搭載したPCまで、さまざまなPCの製造を手掛ける。ユーザー企業ごとに異なるニーズを満たすためだ。PCベンダーは自社のPCaaSのユーザー企業に対して、一般的にはPCの選択肢を複数用意し、利用途中でPCの種類を変更できるようにしている。ユーザー企業はエンドユーザーの業務内容に合わせて、PCのメモリやストレージ容量などのスペックを最適化できる。
2.PCの導入と廃棄を合理化できる
PCaaSを提供するベンダーは、PCの選定と配送、導入の専門家だ。ユーザー企業のビジネスにおけるニーズに合わせて、PC管理に関する専門的なサービスを提供する。契約を終えたPCやソフトウェアの撤去とデータ消去、ハードウェアの処分も担う。ユーザー企業はPCのライフサイクル管理業務の負荷を軽減できる。
第3回はPCaaSの7つのメリットのうち、3つ目から5つ目を説明する。
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