データセンターは増えても人が足りない“スキルギャップの闇”：データセンターの「スキルギャップ」問題【後編】
Schneider Electricは無償のオンライン学習プログラムを提供し、データセンター業界が抱える「スキルギャップ」の解消を目指す。なぜこの問題の解決が必要なのか。
大手電機メーカーSchneider Electricは、データセンター関連の技術をオンライン学習プログラム「Schneider Electric University」で無償提供する。同社によると、これは業界が抱えるスキルギャップ（仕事に必要なスキルと、従業員が持つスキルの差）の問題に対処するものだという。
データセンターが抱える「スキルギャップ」問題
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連載：データセンターの「スキルギャップ」問題
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データセンター設計の認定機関Uptime Instituteが2021年に発表した調査結果「The people challenge: Global Datacentre Staffing Forecast 2021-2025」によると、データセンターの運営者は、スタッフの確保やスキルギャップといった課題に直面している。
デジタル化とクラウドサービス利用が加速する中で、データセンターの需要は飛躍的に伸びている。そうした中、データセンター関連のスキルを持った人材の不足は深刻な課題であり、関連産業にも影響を及ぼす可能性がある。
Schneider Electricのセキュアパワー事業部で欧州地域のシニアバイスプレジデントを務めるロブ・マッカーナン氏は次のように語る。「データセンターの需要は衰える気配がない。このまま対策を打たないと、データセンター事業者はスキルギャップの影響を強く受けるだろう」
この問題に対処するため、Schneider Electric Universityはデータセンター業界における最新技術や持続可能性（サステナビリティ）に関する学習プログラムを提供する。これにより業界における人材のスキルアップや専門家の育成を実現し、スキルギャップを解消するための人材を業界に輩出する。
Schneider Electric Universityが提供する学習プログラムは以下を支援する。
- 居住地にかかわらない、個人が専門的な技術教育を受ける機会
- 業界における人材獲得および従業員教育
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