データセンター人材に必要な基礎知識 「オンライン大学」で何を学ぶ?:データセンターの「スキルギャップ」問題【前編】
データセンター業界の「スキルギャップ問題」を解決するため、Schneider Electricは無償のオンライン学習プログラムを提供する。何を学べるのか。
大手電機メーカーSchneider Electricは、データセンター業界が抱えるスキルギャップ(仕事に必要なスキルと、従業員が持つスキルの差)を解消するための取り組みを強化している。その一環で実施するのが、データセンターの基礎知識を習得させるための学習支援だ。
データセンター特化の「オンライン大学」で学べる基礎知識
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Schneider Electricはデータセンターオンライン学習プログラム「Schneider Electric University」を無償で提供する。学習者は、施工管理者を対象とした継続教育制度(CPD:教育プログラムを共有化し、学習時間を単位に換算し付与する制度)の認定プログラムを受講することで、データセンターで用いられる技術と、関連知識の獲得およびアップデートが可能となる。例えばエネルギー効率に優れた、持続可能なデータセンターの構築方法といった最新の手法を学ぶことができる。
180カ国の65万人以上が、100万種類以上の学習プログラムをSchneider Electric Universityで学んできた。Schneider Electricは学習プログラムで扱うトピックの拡大に取り組んでいる。
「データセンター認定アソシエイト」(DCCA)はSchneider Electric Universityが提供する資格の一つで、データセンターの基礎知識を身に付けていることを証明するものだ。資格取得を目指す学習者は次のようなことを学ぶ。
- 電力設備や冷却設備、サーバ群の物理的な保護方法といった分野の基礎知識
- データセンター設計を最適化し、耐障害性とエネルギー効率、持続可能性(サステナビリティ)を高める方法
この他にも学習プログラムは、データセンターにおける以下のようなトピックに焦点を当てている。
- ケーブル配線
- レイアウト
- 防火対策
- サーバの冷却方法
- 立地選定と計画立案の方法
- エネルギーの生成と貯蔵技術
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