「Webex」と「Teams」が連携 その中身は?:TechTarget発 世界のITニュース
Cisco Systemsが、同社の「Cisco Webex」とMicrosoftの「Microsoft Teams」との連携を強化。Web会議をより使いやすくする新機能が利用可能になる。
Cisco Systems(以下、Cisco)は、2022年10月25〜26日(米国時間)に米国本社で開催したカンファレンス「WebexOne 2022」で、テレワークで使用するソフトウェアとハードウェア両方を強化する新製品を発表した。具体的には、同社のWeb会議ツール「Cisco Webex」とMicrosoftの「Microsoft Teams」の通話機能の連携や、人工知能(AI)技術を活用した大会議室向けWeb会議デバイス「Cisco Room Kit EQ」といった新製品について紹介した。
“WebexとTeamsが連携”の中身
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Web会議の時間を便利にするには
Cisco Room Kit EQは、
- 4台のレンズを持つクアッドレンズカメラ
- Web会議中の映像や音声の質を改善するAI技術を使ったコンピューティングエンジン「Cisco Codec EQ」
- タブレットのような形状のタッチコントローラー
で構成される。同製品は、最大3台の外部ディスプレイと接続が可能。
Cisco WebexとMicrosoft Teamsの新しい連携機能は、CiscoとMicrosoftとのパートナーシップ締結によって実現した。本締結については、2022年10月12日〜14日(米国時間)に開催されたMicrosoftのカンファレンス「Microsoft Ignite 2022」で両社が公表した。この際、2023年にCiscoの6つのWeb会議用デバイスがMicrosoft Teamsの認定デバイスとなることも明らかになった。
6つのWeb会議デバイスには、以下が含まれる。
- Cisco Room Bar
- 小規模会議室や少人数かつ短時間の条件で実施されるWeb会議向けの、ビデオバータイプのWeb会議用デバイス
- Cisco Board Pro
- サイズが55インチ/75インチのWeb会議用デジタルホワイトボード
- Cisco Room Kit Pro
- Web会議中の音声や映像といったデータを圧縮したり復元したりするための、大規模会議室向けコーデック
- Cisco Desk Pro
- 4K(4000×2000ピクセル前後の解像度)ディスプレイやカメラ、ノイズキャンセリング機能付きマイクを搭載したWeb会議用デスクトップ型デバイス
- Cisco Room Navigator
- 会議室の予約や予約の解除の実施、Web会議の開始、連絡先一覧の表示といった機能を集約した壁掛け型および卓上型のデバイス
CiscoはWebexOne 2022で、Cisco Webexの機能をまとめたツール群「Webex Suite」のデジタルホワイトボードの新機能として、
- WebブラウザやWebexのアプリケーション
- Ciscoのデバイスからホワイトボード上でブレーンストーミングセッションを開始したり、参加したりすることができる機能
についても紹介した。
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