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IT部門がないプロスポーツに学ぶ「デジタル時代の生き残り術」とは?:スポーツチームのDX【後編】
スポーツチームがファンとの関係強化のためにITを駆使する動きが広がっている。どのような方法を取っているのか。
スポーツチームがファン層の拡大やファンとの関係強化のために、ITを活用する動きが目立つ。ただし独立したIT部門を抱えるスポーツチームはほぼない。どのように取り組みを進めているのか。
「デジタル時代」のスポーツチームはどう動くのか
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連載:スポーツチームのDX
ITを駆使するスポーツチーム
独立したIT部門を持たないスポーツチームは、ITサービス事業者を頼っている場合がほとんどだ。インドのITサービス事業者HCL Technologies(HCL)は2022年9月、米国のプロアメリカンフットボールリーグNFL(National Football League)に加盟するNew York Jets(NYJ)とNew York Giants(NYG)との提携を発表。デジタル技術を用いて、ファン層の拡大やファンとの関係強化を目指す。
NYJとNYGとの契約以外にも、HCLは次のような実績を有する。
- オーストラリアでクリケットの試合を統括する機関Cricket Australiaの公式デジタル技術パートナー
- 世界一周ヨットレースを主催する企業The Ocean Race 1973の公式ITサービス事業者
スポーツチームにITサービスを提供するベンダーはHCLだけではない。英国のサッカーチームManchester United F.C.(マンチェスターユナイテッドFC)は2022年6月、ITサービスを提供するDXC Technologyのサービス導入を発表。データを活用してファンとの関係を強化する他、チームの運営やコーチングにおけるデジタル技術の活用を進める。
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