検索順位が上がる「モバイルフレンドリー」なWebサイトの作り方:検索結果のランキングを向上させるための8つのポイント【第7回】
モバイルデバイスで利用しやすい「モバイルフレンドリー」なWebサイトは、検索エンジンで上位に表示されやすい。モバイルデバイスで快適に動作するWebサイトを構築するための幾つかのポイントを説明する。
検索エンジンの検索結果の上位に表示されるWebサイトは、より多くの人々のアクセスを見込めるようになる。連載第7回は、自身が管理するWebサイトへのアクセスを増加させるのに有効な、Webサイトをモバイルフレンドリー(モバイルデバイスで利用しやすい設計)にする方法を説明する。
6.Webサイトをモバイルフレンドリーにする
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連載:検索結果のランキングを向上させるための8つのポイント
- 第1回:検索されやすい「Webサイト」「ブログ」には何が書いてあるのか
- 第2回:検索エンジンで有利に働く「内部リンク」「外部リンク」の張り方
- 第3回:“SEO狙いサイト”を排除するGoogle「ヘルプフルコンテンツアップデート」とは
- 第4回:Webサイトの「SEO」に効果的な「画像」「動画」の使い方
- 第5回:「メタディスクリプション」「ヘッダタグ」とは? SEOの基礎知識
- 第6回:検索に強い“爆速読み込みWebサイト”を構築する方法
Webサイトのアクセス解析ツールを提供するStatcounterが、同社のトラッキングコードが組み込まれたWebサイト150万件以上を対象に実施した調査によると、2022年12月のWebサイトのアクセス(ページビュー)の61.42%はモバイルデバイス(携帯端末)からだ。検索エンジンベンダーは検索結果を表示する上で、こうした状況を考慮していると考えられる。検索エンジンで上位に表示されるためには、Webサイトはモバイルフレンドリーであることが必要になる。
自社のWebサイトがモバイルフレンドリーかどうかは、Googleのツール「モバイルフレンドリーテスト」で確認できる。モバイルフレンドリーテストは、Webサイトがモバイルフレンドリーなのか、それとも改善が必要なのかを知らせる。
ページの読み込み速度は、Webサイトがモバイルフレンドリーかどうかを決定する大きな要素だ。ページのレイアウトやフォントサイズも、Webサイトをモバイルフレンドリーにすることに貢献する。
モバイルフレンドリーなWebサイトを実現するためには、以下の対処が必要だ。
- Adobeの「Adobe Flash Player」形式の画像や動画は、既にモバイルデバイスでも、通常のPCでも利用できないので使わない。
- Webページがリンクばかりにならないように、リンクの間隔を空ける。
- ページの読み込み時間を改善するために、画像の数と画像の容量を抑える。
- 何行にもわたる長い文章を書かない。
- 小さな画面でも読めるように大きなフォントを使用する。
- Webサイトの画面を親指でスクロールしやすくするために、各種ボタンを大きくし、画面下方に配置する。
- シンプルなデザインにする。
モバイルデバイスで頻繁にWebサイトをテストすることが不可欠だ。その際、ページが読みやすく、ページ間の遷移が容易であることを確認する。
第8回は、8つのポイントのうち、7つ目を紹介する。
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