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これではDXどころじゃない サイロ化したマスターデータ統合の「7つの勘所」経営者の「利益優先」がDXを阻む

業務のデジタル化を見据え、サイロ化したマスターデータの統合に取り組む企業が増えているものの、新マスターのデザインや現行マスターデータの統合に伴う名寄せ処理、既存環境との整合性を保つための変換処理など、負担は大きい。

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 データドリブン組織を目指すには、商品情報や顧客情報などのデータを分類した、データ活用の基礎となるマスターデータ管理(MDM)が重要であることは語るまでもない。ただし、それは蓄積されたデータが適切にメンテナンスされ、全社で項目やデータ表記が統一されていることが大前提だ。

 だが現実を見ると、部門やシステム間でデータの重複や欠落が発生し、人手による読み替えやマージ作業に追われるケースも珍しくない。この状態では、せっかくのデータを迅速な経営判断に生かすのは難しいだろう。

 事実、ユーザー企業を対象に実施したマスターデータ管理(MDM)に関する調査では、「データが散在して取り込みが困難」「マスターデータの名寄せに時間を費やしている」などの声が多く寄せられ、データ管理のフローに問題が山積している現状が浮き彫りとなった。これらは現場の努力だけで解決できるものではなく、データ整備を必要コストと考え、現場の従業員と経営層が一体となって取り組むべきものだ。

 本稿では、独自に実施したユーザー調査を基に、MDMにおけるこれらの難所を洗い出し、サイロ化したデータの統合管理に重要な7つのポイントを解説する。


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