「Windows 11の不具合」が直らないときに使える“復元”という裏技:Windows 11のトラブルシューティング6選【第5回】
「Windows 11」搭載のPCで発生した問題がなかなか解消しない場合、どのようなトラブルシューティングを試せばよいのか。こつの要る手段の一つとして、システムを復元する機能を紹介する。
MicrosoftのクライアントOS「Windows 11」を利用していると、簡単には解消しないトラブルに直面することがある。トラブルシューティングに使える基本方法のうち、本稿は5つ目としてWindows 11のシステムを特定時点まで戻す方法を紹介する。
「Windows 11」のトラブルシューティングその5:復元
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連載:Windows 11のトラブルシューティング6選
- 第1回:「Windows 11がどこかおかしい」なら最初に試すべきトラブル解消法“更新”とは?
- 第2回:Windows 11“やっぱりおかしい”の原因はストレージの「あの問題」の可能性
- 第3回:Windows 11のトラブル原因は「システムファイル」にあった? その確認方法とは
- 第4回:Windows 11の「よくあるトラブル」を自動で解消する“便利ツール”の使い方
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Windows 11のトラブルシューティングツールを使っても問題が解決しない場合、次にできる方法はシステムの復元だ。Windows 11のシステム全体を、過去の特定時点の状態に復元する。これは非常に効果的な機能だ。「システムの保護」がすでに有効になっている場合にのみ使用できる。
システムの保護が有効になっているかどうかを確認する手順は以下の通りだ。
- 「スタート」を右クリックし、「システム」をクリックする
- システムの画面が表示されたら、「システムの詳細設定」をクリックする
- 表示された「システムのプロパティ」で「システムの保護」のタブを選択する
- 「保護設定」が「有効」に設定されていることを確認する
デフォルトでは、システムの保護は無効になっているので、事前に切り替えておく必要がある。
「システムの保護」のウィンドウに「システムの復元」というボタンがある。このボタンがグレーアウトしているときは、保護設定が無効になっている。保護設定が有効になっていて、1つ以上の復元ポイントが存在する場合は、システムの復元をクリックして、システム全体を以前の状態に戻すことができる。
選択する復元ポイントは、PCが正常に動作していた時点のものでなければならない。システムの復元機能はバックアップの完全な代用とはならないが、Windows 11の「ポイントインタイムリカバリー」(データ消失前の、特定時点に復元する機能)として使える。
第6回は、Windows 11のトラブルがどうしても解消しない場合の最終手段を紹介する。
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