DevOpsエンジニアとしてのスキルを磨ける「学習コースと認定資格」はこれだ:DevOpsの認定資格とトレーニングコース11選【第4回】
AWSやGoogleなどのベンダーは、DevOpsの認定資格や学習コースを提供している。DevOpsスキルを磨きたいエンジニア向けに、6つの学習コースを紹介する。
DevOps(開発と運用の融合)のキャリアを歩みたい、もしくは同分野で昇進を目指したいと考えるエンジニアにとって、資格取得や学習コースの受講は効率的な学習方法と言える。特に、職場でAmazon Web Services(AWS)やGoogleなど特定ベンダーのDevOpsツールを使用している場合、そのベンダーが提供するコースを受講したり、認定資格を取得したりするのが効果的だ。DevOpsの認定資格を取得する際に役立つ学習コース11個のうち、6つのコースや認定資格を紹介する。
6.AWSの「Getting Started with DevOps on AWS」
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連載:DevOpsの認定資格とトレーニングコース11選
- 第1回:仕事が楽しくなる「DevOpsの6つのメリット」とは何か?
- 第2回:JenkinsやDocker、Kubernetesを一から始める学習コースと認定資格はこれだ
- 第3回:DevOpsエンジニアとしての“キャリアップ”につながる「学習コース5選」
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AWSが提供する初心者向けコース「Getting Started with DevOps on AWS」は、DevOpsの基本概念と、AWSのクラウドサービスでDevOpsを実践する方法を学ぶことができる。「AWS Certified DevOps Engineer」など、AWSが提供する認定資格の取得に向けた第一歩として最適だ。
- 対象者
- DevOpsの基本的な概念をAWSのサービスで習得したい人
- 開発者、IT運用エンジニア、IT担当者、IT部門のリーダー、クラウド担当者、ソリューションアーキテクト、DevOpsエンジニアなど
- 受講資格
- IT、クラウドコンピューティング、ソフトウェア開発サイクルに関する一般的な基礎知識
- 受講期間
- 約1時間
公式Webサイトは「こちら」。URLとコース名は2024年7月時点の情報(以下、同じ)。
7.Courseraの「Preparing for Google Cloud Certification:Cloud DevOps Engineer Professional Certificate」
Courseraは、誰でも受講可能な大規模公開オンライン講座(MOOC)を配信する団体。「Preparing for Google Cloud Certification:Cloud DevOps Engineer Professional Certificate」では、クラウドDevOpsエンジニアとしてのキャリアに必要なスキルを習得できる。
同コースは、Googleが提供する認定資格「Google Cloud Professional DevOps Engineer」の取得準備に役立つ。受講は無料だが、認定を受けるには費用がかかる。
- 対象者
- Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」で提供されるDevOpsツールやサービスについて詳しく学びたい、実務経験のあるデータエンジニア
- 受講資格
- クラウドコンピューティングとDevOpsのプラクティスに関する知識
- 3年以上の実務経験(そのうち1年以上はGoogle Cloudのサービスに関する管理経験があること)
- 受講期間
- 約40〜50時間(週に約10時間で1カ月程度)
公式Webサイトは「こちら」。
8.Microsoftの「Microsoft Certified:DevOps Engineer Expert」
Microsoftが提供する「Microsoft Certified:DevOps Engineer Expert」は、ソースコード管理、継続的インテグレーション(CI)、セキュリティ、テストなど、DevOps関連トピックを幅広く取り扱う認定資格だ。クラウドサービス群「Microsoft Azure」などMicrosoft関連の技術に重点が置かれているが、あらゆる環境に適用できるDevOpsの基本的な概念も習得できる。
オンライントレーニングは無料だが、認定試験の受験は有料。
- 対象者
- 開発者、サイトリライアビリティエンジニア(SRE)、Microsoft Azureの管理者
- 受講資格
- 「Microsoft Certified:Azure Administrator Associate」もしくは「Microsoft Certified:Azure Developer Associate」のいずれかの認定資格
- Microsoft Azureの開発と管理に関する基本的な知識を持ち、いずれかの優れたスキルがあることが望ましい
- MicrosoftのDevOpsサービス「Azure DevOps」と、ソースコード共有サービス「GitHub」に精通していること
- 受講期間
- 約60時間
公式Webサイトは「こちら」。
9.Udemyの「Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures」
Red Hatは、オンライン学習サイト「Udemy」(ユーデミー)経由でオンラインコース「Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures」を提供している。組織のニーズに適したマイクロサービスアーキテクチャを構築するための、ツールやフレームワークの組み合わせ方法を学習できる。
同コースでは以下のようなDevOpsツールについても学習する。
- Dockerのコンテナ管理ツール「Docker」
- Microsoftの開発環境「.NET」
- オープンソースのフレームワーク「Spring Boot」
- アプリケーション開発、実行環境「Node.js」
- コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」
- CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツール「Jenkins」
- Red Hatのコンテナ管理ツール「Red Hat OpenShift」
コースの受講は無料で、修了証書は有料で入手できる。修了証書を購入すれば、講師にダイレクトメッセージで質問を送ることができる。
- 対象者
- プログラミング教育「Java」の開発者
- Red Hat OpenShiftやKubernetesに関心がある人
- 受講資格
- ソフトウェアとITシステムアーキテクチャに関する基礎知識
- 受講期間
- 約2時間半
公式Webサイトは「こちら」。
10.Courseraの「Introduction to DevOps」
IBMがCourseraで提供するコース「Introduction to DevOps」では、DevOpsの基本的な概念や簡単な歴史、DevOpsをビジネスに導入するための方法を学ぶことができる。DevOps導入に当たり、サイロの解消や開発チームと運用チームの連携の必要性があることを学習する。
- 対象者
- DevOpsの初心者
- DevOpsに関する知識を高めたい人
- 受講資格
- なし
- 受講期間
- 約9時間
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
11.KnowledgeHutの「DevOps Foundation Certification Training」
オンライン学習コースを提供するKnowledgeHutの「DevOps Foundation Certification Training」では、開発者がDevOps手法を取り入れる方法を学べる。リードタイム短縮や、高品質なソフトウェアの作成、迅速なデプロイ(配備)に役立つ知識が得られる。
ライブインストラクターによるオンラインコースの受講は有料で、1399ドル。ケーススタディーやインタラクティブな演習の他、認定試験に向けた対策などを含む。
- 対象者
- DevOpsの考え方を自社に取り入れようとしているIT担当者やIT管理職
- 受講資格
- なし
- 受講期間
- 約16時間
本コースの公式Webサイトは「こちら」。
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