「どのプログラミング言語を学ぶか」よりも重要な“あれ”とは:ソフトウェア開発者のキャリアガイド【第3回】
「どのプログラミング言語を選ぶか」は、開発者がキャリアを積む上での重要な要素だ。ただし活躍する上で重要なのはそれだけではない。プログラミング言語の選択以上に何が重要なのか。
ソフトウェア開発者はキャリアを築く中で、「どのプログラミング言語を学ぶべきか」という問題に直面する。ただし、開発者は「特定のプログラミング言語に精通していること」だけで活躍できるとは限らない。他に何が重要なのか。
「どのプログラミング言語を学ぶか」よりも重要なこととは?
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ソースコード共有サービス「GitHub」を運営するGitHub社が2023年12月に公開したレポート「Octoverse: The state of open source and rise of AI in 2023」によると、「JavaScript」「Python」「Java」「C#」「C++」などが人気のプログラミング言語として毎年上位にランクインしている。
プロジェクトに応じて適切なプログラミング言語を選択することは重要だが、より本質的な問題は別にあるとGitHub社でAPAC(アジア太平洋地域)フィールドサービス部門シニアディレクターを務めるピエルルイジ・カウ氏は指摘する。「重要なのはプログラミング言語の基礎を理解していることだ」(カウ氏)
例えば、プログラミング言語に精通していることだけではなく、以下のような事項の理解が欠かせない。
- 「RESTful API」の構築
- RESTful APIは、Webアプリケーション設計のモデル「REST」(Representational State Transfer)を実装するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)。
- ソースコードのテスト
- アルゴリズムとデータ構造の実装
- 非同期プログラミング
「これらの基礎をしっかりマスターしていれば、1つのプログラミング言語しか使えないとしても、ほとんどの採用担当者は『スキル不足』とは見なさないはずだ」とカウ氏は話す。
次回は、代表的な開発ツールと開発手法を紹介する。
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