“シゴデキ”情シス担当の「食べる」「着る」「住む」 最も成果を出せるのは?:高パフォーマンスなライフスタイル
業務効率化やパフォーマンス向上には、スキルだけではなく、何を食べるか、どんな服を着るか、どこに住むかといったことも重要だ。情シス担当者向けのチップスをまとめた。
企業経営において、情報システム部門(以下、情シス)の役割は、PC管理やヘルプデスクの枠を超え、企業のレジリエンス(回復力)と成長を支える「戦略的拠点」へと進化している。
BroadcomによるVMwareの買収に伴うライセンス料高騰や、「Windows 10」のサポート終了(EOS)、巧妙化している攻撃――。情シス担当者はかつてないほど高度な判断力やコスト管理能力を要求されている。こうした中、「できる情シス担当者」が持続的にパフォーマンスを発揮するためには、仕事のスキルはもちろん、「食べる物」「着る服」「住む街」の最適化も不可欠だ。具体的にはどうすればいいのか。実用性の高いチップスを集めた。
パフォーマンスを維持するための食生活
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キャリアアップを図るためには
情シス担当者の日常は、システム構造の把握、セキュリティインシデント発生時の迅速な対処、複雑なシステムにおけるコスト最適化など、脳の資源を消費する業務で占められている。脳は体重の約2%の重量しか持たない一方で、全身のエネルギー消費の約20%を占めるとみられる「高性能デバイス」だ。そのパフォーマンスは、供給される栄養素の質に依存する。
脳にうれしい食材とは
情シス部長クラスの意思決定者にとって、長期的な認知機能の維持は重要な課題の一つだ。近年の医学研究は、特定の食習慣が脳の健康状態に影響を及ぼすことを示唆している。例えば、赤身肉の過剰な摂取は認知機能低下につながる可能性があるとみられる。情シス担当者は複雑な作業をこなすために、高い記憶能力と論理的推論能力が必要だ。食生活の工夫によって脳の力を鍛えられる。具体的には以下の食材が有効だと考えられる。
- オメガ3系脂肪酸(サバ、イワシ、クルミ、エゴマ油など)
- 神経細胞の膜を柔軟にし、情報伝達速度を維持しやすくする。
- ビタミンB群(豚肉、玄米、納豆、卵など)
- 脳のエネルギー代謝を促進し、疲労を軽減する。
- マグネシウム(アーモンド、ホウレン草、バナナ、海藻類など)
- 神経系の過度の興奮を抑え、高ストレスの際の冷静さを保ちやすくする。
- ポリフェノール(ダークチョコレート、ブルーベリー、緑茶など)
- 脳の酸化ストレスを軽減し、長時間労働による脳疲労を緩和する。
血糖値コントロールによる「午後の生産性」維持
IT業務における障壁の一つが、昼食後の眠気や集中力の低下だ。これは血糖値の急激な上昇と下降、いわゆる血糖値スパイクによって引き起こされる。特に、午後に重要なベンダーとの会議やパッチ(修正プログラム)適用作業を控えている場合、集中力の欠如は交渉力の低下や設定ミスを招く恐れがある。
できる情シス担当者は、食事を空腹充足の手段ではなく、脳のパフォーマンスを安定させるための「エネルギー供給プロトコル」として捉えると良いだろう。低GI(グリセミック指数)食品を選択することで、血糖値の変動を緩やかに保つことが可能となる。低GI食品は例えば、そばや玄米、ブロッコリー、きのこ、りんご、みかんなどだ。
情シス担当者が「身に着ける」べきビジネスウェア戦略
人間が1日に下せる質の高い決断の回数には限りがある。朝の限られた時間の中で「何を着るか」という選択に脳のリソースを消費することは、その後の業務に充てるべきエネルギーを浪費することを意味する。情シス担当者は、自身の服装をパターン化、あるいは制服化することで服の選択に必要なエネルギー消費を省ける。
あらかじめ特定のブランドや色、素材のアイテムを固定し、それを複数セット用意すれば、「思考停止の状態」で朝の着替えを完了させ、最優先の業務に脳をフル稼働させる状態を作れる。これは、システムの自動化の概念を、自己のライフスタイルに適用した合理的なアプローチだと言える。情シス担当者の服装には基本、以下の3点が求められる。
- 清潔感
- 衣類のシワや汚れに対する細心の注意は、その人の管理能力を示す。
- 機能性
- サーバルームやデータセンターでの作業や、配線の確認、移動などに対応するために、ストレッチ性の高い素材や温度調節の容易なレイヤリング(重ね着)が重要だ。
- 権威性
- ベンダーとの価格交渉や経営陣に対する予算申請といった場面では、フォーマルなスーツでなくても、仕立ての良いジャケットの着用が推奨される。
アイテムを選ぶ際には、以下のことを重視しよう。
- ジャケット
- 伸縮性、防シワ、軽量
- シャツ
- ノーアイロン、吸汗速乾、襟の形状維持
- パンツ
- ストレッチ、ウエストの柔軟性、耐久性
- 靴
- クッション性、着脱のしやすさ、清潔さ
生産性の基盤となる居住エリア
緊急対応も想定される情シス担当者にとって、どこに住むかは完全にプライベートな選択ではなく、業務を遂行しやすくするための選択肢でもある。特にテレワークが広がっている現在、居住エリアの「ITインフラ」は業務効率と直結する。情シス担当者の居住条件において譲れない要件の一つは、安定したインターネット環境だ。
近年はテレワークの一環として、オフィスから離れた場所への移住を可能にする制度の導入も広がりつつある。情シス担当者は住居エリアの選定に当たり、都市部のメリットと都市部以外のメリットを天びんにかける必要がある。
まとめ
本稿で紹介した内容を「情シスの言葉」に翻訳すれば、以下のことが言える。
- 食事は脳という最も重要な計算リソースの管理
- 服装は社内外の信頼を得るためのインタフェース
- 住環境は業務継続計画(BCP)拠点であり、心身のリカバリーを可能にするバックアップシステム
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