タブレットで介護ケアの記録や閲覧を簡単に、ワイズマンの支援ツールNEWS

介護・福祉施設の利用者の健康状態や介護状況をタブレットで記録・参照できるWebサービスを発表した。介護の現場におけるデータ入力の負荷軽減やリアルタイムな情報共有などが可能。

2013年07月11日 18時30分 公開
[TechTargetジャパン]

 ワイズマンは7月10日、介護・福祉施設向けケア記録支援サービス「すぐろく Tablet」を9月から販売すると発表した(関連記事:医療/介護の情報連携に強みを持つ「電子カルテシステムER」)。

 ワイズマンによると、介護の現場ではケアの質を高めるためにケア記録を電子化し、情報共有などに活用したいというニーズはあるが、各担当者のPCスキルにばらつきがあったり、現場で入力端末を持ち歩くことが難しいなどの高いハードルがあったという。

photo 時間割入力画面のイメージ。「利用者」と「時間」などタッチして入力する

 すぐろく Tabletでは、機能性に優れたタブレット端末を使うことで、利用者の健康状態や介護状況の記録・参照などを介護の現場で簡単に行うことができる。利用者の時間割入力や、個人、異なる利用者の同一項目、複数利用者の一括記録などの入力支援機能を備えている。また、利用者のバイタルチェックや食事摂取量、排せつ、レクリエーションの実施など多職種が関わる介護の実施状況をその場で把握できる。過去の記録などをすぐに確認できるため、サービスの実施忘れ防止にも有効だという。

 その他、タブレットとPCとのデータ連携も可能。これまで手書きで記録していた内容をPCや記録紙に転記する手間が省けるため、業務の効率化につながる。また、同社の介護記録システム「ケア記録オプション」と連動することで、介護職員間での情報共有が可能になるという。

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。