仮想化ベンダーのサポートとの違い
ハードウェア付帯の仮想環境サポートサービスは買いか?
ハードウェアベンダーがバンドルしてくれる仮想化プラットフォームのサポートサービスは比較的安価で便利そうだが、何か問題はないだろうか?
ほとんどの大手ハードウェアベンダーは、あなたが購入する機器やソフトウェアに仮想化プラットフォームのサポートサービスをバンドルしてくれる。いいアイデアに思えるかもしれないが、飛びつく前に、必要となるサポートサービスがどのようなものかを整理しておこう。
ここでいうサポートサービスは、仮想化管理ソフトウェアや、仮想化ホストソフトウェアシステム、変換ツール、仮想環境内のデータベースに関する電話サポートオプションなどを想定している。一般に、こうしたサポートオプションの入手方法は、以下のように2つに大別される。
仮想化ベンダーから購入する
仮想化ベンダーからサポートサービスを購入し、その提供を受けるのが従来の方法だ。こうして仮想化製品のメーカーと直接やりとりする方が、より質の高いサポートが得られ、より迅速に問題が解決されるだろう。この方法でサポートを受けると、下記のもう1つの方法の場合よりもコストは掛かるだろう。だが、異なるベンダーの製品が混在するサーバ環境を利用している場合には、適切な選択肢はこれしかないかもしれない。例えば、仮想ホストシステム、管理ソフトウェア、データベースエンジンが、すべて別のブランドのサーバで運用されているのであれば、仮想化ベンダーからソフトウェアサポートを直接受けるのが得策だろう。
仮想化プラットフォームを運用するサーバについて今後の方針が確定していない場合は、仮想化ベンダーが経験を踏まえて直接提供しているサポートプログラムを購入することをお勧めしたい。
ハードウェアベンダーから購入する
この方法では、IBMやHP、Dellなど大手のサーバハードウェアベンダーが、あなたの会社の仮想環境におけるすべての要素に関するサポート窓口になる。仮想化の要素に関連するコアな質問については、当然のことながら仮想化ベンダーに照会されることになる。残念ながらこの方法では、サポートによる問題解決に時間がかかりがちだ。ハードウェアベンダーを介してサポートが開始されるため、余分な手続きが発生するからだ。
最終顧客にとっては、この選択肢の方が若干安くつきそうだ。大手ハードウェアベンダーはビジネスの規模と広がりを生かして、仮想環境のサポートを割安な料金に設定し、包括的なソリューションとして展開するからだ。また、この選択肢は便利でもある。通常、大きな導入プロジェクトに組み入れることができ、その一部として購入できるからだ。恐らく、この選択肢の最大のメリットは、ハードウェア環境に属すると判断された問題が、関係者を総動員して迅速に解決されることだろう。
まとめ
仮想環境のサポートを受ける2つの方法について説明してきたのは、サポート契約で何が得られるかを把握してもらい、サポートへの期待が見合ったものになるようにと願ってのことだ。ハードウェアベンダーからサポートを購入すると、VMwareやCitrix、Microsoftなど、仮想化プラットフォームの提供元に直接連絡を取ることができないかもしれない。そのために、基本的なトラブルシューティングはもとより、サポートの質についても、フラストレーションを感じることになりかねない。
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