スマートフォン、IoT、そして宇宙

Ubuntu Edgeに失敗したCanonical創設者、次の目標はIoT

単なるLinuxディストリビューターの域を超え、スーパースマートフォン開発にも乗り出したCanonical。創設者のシャトルワース氏に、Ubuntuの今後の展開をインタビューした。

 オープンソースサプライヤー、英Canonicalの創設者マーク・シャトルワース氏は、「Ubuntu Edge」(訳注)のクラウドファンディングで3200万ドルを調達する試みに失敗した。しかし、彼はまだコンバージドハンドヘルドデバイスのビジョンに向けて尽力を続けている。

訳注:UbuntuベースのOSを搭載した、高機能スマートフォン。キーボードなどを接続してデスクトップ環境としても使用でき、Canonicalは「スーパースマートフォン」と呼ぶ。

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 同氏は、1300万ドル弱しか調達できなかったクラウドファンディングイニシアチブを振り返り、次のように話した。「人々が興味を示し、素晴らしいアイデアだと言ってくれたことを誇りに思っている。今はソフトウェアに全力を傾け、スマートフォンを出荷している」

 今回のイニシアチブは、Canonicalによるスマートフォン用LinuxとなるUbuntuディストリビューションの開発につながっている。

 Ubuntu Edgeの狙いを振り返り、シャトルワース氏は次のように付け加えた。「2015年10月にはスマートフォン上のUbuntuにより、デスクトップエクスペリエンス、つまりポケットPCエクスペリエンスの提供を開始する予定だ」

 そのころには、主要スマートフォンメーカーのハードウェアが、これを実行できるほど高性能になっていることを同氏は期待している。「問題になるのは何Mピクセルのカメラが搭載されるかではなく、どの程度のRAMが搭載されるかだ。これは小さなPCであり、われわれはその機能の限界を取り除くことができる」と同氏は話す。

 シャトルワース氏は、このようなデバイスではクラウドを併用し、CPUを集中的に使用する処理はクラウドにオフロードすることになると考えている。「作業の90%がスマートフォンに適しているというユーザーは、負荷の高い処理をクラウドにオフロードできるだろう」と同氏は話す。

IoTの原動力となるUbuntu Core

 Canonicalは最近、「Ubuntu Core」というコンテナ向けに最適化したUbuntuを導入した。これは、パッケージングメカニズムを変えて、更新の信頼性を高めるように設計されているとシャトルワース氏は話している。「Ubuntu Coreでは、あるアプリが別のアプリに悪影響を与えないようにアプリを互いに分離することもできる」

 同氏の最近のブログ投稿を見ると、ドローンの熱心なファンでもあるようだ。

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この記事の著者

Cliff Saran
Cliff Saran

最先端の研究開発からシステム管理の課題、レガシーシステムの保守・運用まで、幅広い分野で記事を執筆。ブログ「Cliff Saran’s Enterprise blog」を更新し、激変するIT市場を独自の視点で分析している。

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