主要なセキュリティインテリジェンス製品を一挙紹介
見えない危険をあぶり出す「セキュリティインテリジェンス製品」8選(2/2 ページ)
LogRhythm Security Intelligence
米LogRhythmの「Security Intelligence Platform」は、購入後すぐにセットアップして利用できるように設計され、ソフトウェアが組み込まれたアプライアンスベースのログ管理/SIEM製品だ。ユーザー企業は自社のインフラの規模やログの量に基づいて、幾つかのアプライアンスの中から1つを選ぶことができる。
Security Intelligence Platformは、社内のログやアプリケーション、脆弱性、イベント、ワークフローなどのデータを収集/分析した後、同製品の可視化技術「AI Engine」を使用して未検出の新しい脅威を特定する。Security Intelligence Platformにはセキュリティインテリジェンスが直接組み込まれており、個別のフィードを提供しているわけではない。また、ホワイトリストへの登録やファイルの整合性監視ツールなども用意する。
RSA Security Analytics
米EMCのSIEM製品「RSA Security Analytics」は、ネットワークフォレンジックツールと分析ツールを備える。これらのツールは、インシデントを調査したり、データパケットを分析したり、エンドポイントのデータとログを操作するために利用できる。RSA Security Analyticsを利用すると、ユーザー企業は他のセキュリティ対策ツールが見過ごす可能性のある、新たに発生した高度な脅威を素早く検出して対処できる。
RSA Security Analyticsのユーザー企業には、Webベースのセキュリティインテリジェンス提供システムとして「RSA Live」が用意されている。RSA Liveは、脅威リポートや警告、オープンソースコミュニティーのセキュリティインテリジェンスに加え、エクスプロイトキットを特定する機能などを提供する。
DeepSight Intelligence
米Symantecの「DeepSight Intelligence」は、「Symantec Global Intelligence Network(GIN)」から情報を取得するセキュリティインテリジェンスサービスだ。GINは、何百万台もの顧客の端末で実行されているSymantecのセキュリティ製品、200カ国を超える国々にある数十万個のセンサーなどから得られた情報をベースにした、脅威データに関する巨大なリポジトリである。GINのデータベースは、世界最大級のセキュリティインテリジェンスソースの1つとなっている。
Symantecは、評価、セキュリティリスク、脆弱性に関するデータフィードを顧客に提供している。評価データは、XML、CSV、CEF(Common Event Format)形式で、Webサービス連係プロトコルのSOAPを介して提供される。一方、セキュリティリスクと脆弱性データフィードは、XML形式のみ提供する。Symantecが主に脅威情報を提供しているユーザー企業は、比較的規模の大きい中堅企業や社内にセキュリティスタッフを抱えるエンタープライズ企業だ。
iDefense Security Intelligence Services
米VeriSignの「iDefense Security Intelligence Services」は、ゼロデイ攻撃やマルウェアなどの脆弱性に加え、重要なインフラに対する脅威をさまざまな法的および社会的な要因から分析。実用可能なセキュリティインテリジェンスを提供し、既存のセキュリティ防御対策を補完する。最新の脅威データフィードを提供するだけでなく、新しく発生した全国的な事象から地域的な事象までを網羅し、特定の業界や企業に合わせたリポートのカスタマイズも可能だ。
ユーザー企業は、専用のWebポータルでプロファイルを作成する。このポータルでは脅威情報の検索が可能で、日々のセキュリティインテリジェンスに関する警告や定期的な概要報告、動向報告を受信登録できる。これらの警告や報告は、既知の脅威や最新の脅威に焦点を合わせている。セキュリティインテリジェンスの専門家と連絡を取ることも可能だ。フィードのデータは、3万個を超える監視システムと400社を超えるベンダーのアプリケーションから収集している。
まとめ
市場にはセキュリティインテリジェンスサービスが溢れている。どのサービスもさまざまな方法で、新たに発生した脅威についてのデータを提供および収集する。グローバルな脅威についての詳細なリポートを提供するのに秀でたサービスがあれば、特定の業界や企業に特化して掘り下げたリポートを提供できるサービスもある。また、既に防御手段を保有している企業の役に立つサービスもあれば、どのような機器を使用しているかに関係なく、企業の既存のセキュリティコントロールに容易に統合できるセキュリティインテリジェンスサービスを提供しているベンダーもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
5
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
6
ノベルティプレゼント「Windows 8 TシャツとOffice クリーニングクロスセット」
-
7
肥大化した「SFA」の沼 4カ月でBigQuery×AppSheetの新システムを構築した方法
-
8
ネットワールド、ICカード認証対応のシンクライアント構築アプライアンスを販売
-
9
次世代RPA「ハイパーオートメーション」が急成長か Gartnerが予測
-
10
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
プログラミング不要で誰でも実現できる、ネットワーク運用管理の自動化とは
-
4
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
5
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
6
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
10
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー