Dell EMCやHPE、IBMなどの主要製品をピックアップ
徹底比較:オールフラッシュストレージシステム8社 自社とベストマッチは?(2/3 ページ)
Hitachi Data Systems
Hitachi Data Systems(HDS)は「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP) F400」「同F600」「同F800」「同F1500」など、幅広いオールフラッシュアレイを提供する。I/O性能は60万~480万IOPS、スループットは11GB/秒~48GB/秒、最大実効容量は40PBだ。これらのオールフラッシュアレイは、データ書き込み時に圧縮するインライン圧縮、適応型データ削減(重複排除)といった機能を提供し、SAN(ストレージエリアネットワーク)でもNASでも活用できる。ハイブリッドモデルも用意する。
HDSは「FMD」(Flash Module Drive)というフラッシュストレージを採用している。FMDは基本的に、カスタムコントローラーを搭載したSSDだ。このコントローラーは、読み書きなどのフラッシュ関連タスクを、コントローラーなどのストレージサブシステムの介在なしで処理する。FMDは、一般的なSSDよりも効率的なSSDを目指している。各FMDが独自に処理をすることで、ストレージアレイの負荷を軽減できる。
Hewlett Packard Enterprise
Hewlett Packard Enterprise(HPE)の大規模環境向けストレージアレイ「HPE 3PAR StoreServ」シリーズには、「HPE 3PAR StoreServ 8000」「同9000」「同20000」を含む。仮想環境向けストレージアレイ「HPE StoreVirtual」シリーズのオールフラッシュモデル「HPE StoreVirtual 3200」「同4000」は、ストレージ内容を複製する「レプリケーション」、ストレージ容量を仮想化する「シンプロビジョニング」、ある時点でのストレージ内容を取得する「スナップショット」、重複排除機能を提供する。
IBM
IBMの「IBM FlashSystem A9000」「同V9000」は、シャシー当たりの実効容量が4.8TB~60TBで、複数のコントローラーをスケールアップおよびスケールアウトに利用できる。実効容量は最大32PB、I/O性能は最大75万IOPS、スループットは最大68GB/秒で、コントローラー当たり最大16基のFCポート、最大8基の10GbEポートを備える。
中小規模環境向けストレージアレイの「IBM Storwize V7000F」は、ボックス当たり最大24台のドライブを搭載でき、複数のボックスを1つのシステムとして管理、表示できる。ボックスは必要に応じて購入し、既存のインフラに簡単に組み込める。各コントローラーは最大760台のドライブを管理できる。最大3040台のドライブを使用してクラスタを作成できる。
Kaminario
Kaminarioの「Kaminario K2」は、スケールアップとスケールアウトが可能なクラスタ型オールフラッシュアレイだ。各ノードの実効容量は30TB~1PB。4ノードクラスタでは実効容量が120TB~4PB、I/O性能が最大150万IOPS、スループットが最大25GB/秒となっている。各ノードは4基のFCポートと4基の25GbEポートを提供する。このシステムは重複排除、圧縮、シンプロビジョニング、スナップショット、レプリケーションといった機能を実現するさまざまなソフトウェアを提供している。
K2とともに提供するソフトウェアの1つが、FalconStor Softwareのソフトウェア定義型ストレージ(SDS)システム「FreeStor」だ。FreeStorは、K2と他のベンダー製オールフラッシュアレイとの間のレプリケーションやデータ移行、ディザスタリカバリー(DR)といった付加的な機能を提供する。
MicrosoftのサーバOS「Windows Server」の機能であり、ストレージ内容を瞬間的にコピーする「Volume Shadow Copy Service」(VSS)と互換性のあるソフトウェアや、VMwareの仮想環境管理ツール「VMware vCenter」用プラグインのようなソフトウェアにより、K2シリーズは、データセンターの既存システムとスムーズに連携する。“フォークリフトアップグレード”(従来のソフトウェアとハードウェアを全てアップグレードする)をすることなく活用することが可能だ。
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