機能強化で安全性が高まる
Windows 10 Fall Creators Update“先延ばし派”が知るべきセキュリティ新機能
Windows 10 Fall Creators Updateは、OS自身の新機能に加えて、セキュリティの新機能を多く提供する。適用を先延ばしをしたいと考えているユーザーもセキュリティ向上のために検討すべきだ。
Windows 10 Fall Creators UpdateなどOSのアップデートは面倒な作業ではあるが、適切なシステムメンテナンスこそ、セキュリティインシデントや関連するデータ漏えいに対する唯一の防御アプローチである。
OSのアップデート作業は、限られた期間で互換性をテストし、 更新プログラムを社内全体に展開することになる。そのため、短期的にはITプロフェッショナルの業務は多忙を極めるが、システムを安全な状態に保つことができる。Windows 10の導入が増加する中、IT部門はWindows 10 Fall Creators Updateに注目し、しばらくの間、システム内の小さな規模で更新プログラムをテストし、全てがうまくいけば、社内全体にロールアウトする必要がある。
Windows 10のセキュリティ更新プログラムは、OSを更新するかしないかを決める重要な要因である。ITプロフェッショナルは、Windows 10 Fall Creators Updateが何を提供するのかを良く知ることが重要だ。
併せて読みたいお薦め記事
「Windows 10 Fall Creators Update」についてもっと詳しく
- 「Windows 10 Fall Creators Update」を徹底レビュー、「ペイント3D」よりわくわくする機能は?
- 「Windows 10 Fall Creators Update」提供開始、思わず人に自慢したくなる注目機能6選
「Windows 10」への移行について詳しく
セキュリティ更新プログラムの詳細
エンタープライズ向けマルウェア対策:Microsoftは「Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)」を改良し、今回のアップデートに強力なセキュリティ分析ダッシュボードと組織のセキュリティスコア機能を追加した。また、ホワイトリスト機能を強化する「Windows Defender Device Guard」を追加した。これは、クリティカルなワークステーションやサーバを対象としており、特定の実行可能ファイルのみ実行を許可することができる。
インターネット閲覧保護:「Windows Defender Application Guard」は、Microsoft Edge用にWebサイト、クラウドシステムおよび内部ネットワークセグメントからハードウェアの分離機能を追加している。
ホストへの侵入防止:「Windows Defender Exploit Guard」は、Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)のコントロールを使用して、ホストベースの侵入防御を可能にする。
認証:「Windows Hello」は、多要素認証とユーザー近接信号のサポートを追加した。 近接信号により、OSはユーザーの所在地を把握することができる。 従って、ユーザーがオフィス内にいる場合、Windows Helloはこれを認証の要素として利用し、ユーザーはログインが可能となるが、公共の場所など安全性が低い場所にいる場合、ユーザーはログインできない。
モバイルデバイス管理(MDM):「Windows Information Protection(WIP)」には、クラウドを活用したデータ損失防止制御を追加している。IT部門は、Active Directoryに登録しているデバイスをMDMに自動登録することも可能だ。
Windows Update:Fall Creators Updateには、Windows Mixed Realityプラットフォーム用の「Windows Server Update Services」を含んでいる。
ITプロフェッショナルの中には、これらのWindows 10セキュリティ更新プログラムの一部は、実際に自身の業務がより複雑になってしまうと感じている者もいるかもしれない。だが、Microsoftが製品の安全性と顧客満足度の維持を目指していることに疑問の余地はない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
5
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
6
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
7
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
10
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー