最新動向に遅れてはいけない
Wi-Fiについて私たちが学び続けなくてはいけない理由(2/2 ページ)
無線LANの複雑化がWi-Fiトレーニングの重要さを高める
Wi-Fiは、登場した時点から複雑化が進んでいる。IEEE、Wi-Fi Alliance、連邦通信委員会(FCC)およびベンダーは、ワイヤレスネットワークに関する理念を推進する上でそれぞれ公正な責任を果たしてきたが、意見がまとまらない点があり、混乱を招いた。トレーニングから得られる技術参考資料の明確な枠組みがなければ、エンタープライズセキュリティを実行できない。OSアップデートで旧式のドライバやデバイスの幾つかの機能は損なわれ、アクセスポイントのコードのバグなどに対処できない。今日のWi-Fiはますます複雑になっている。
将来的にはモノのインターネット(IoT)が、混在する無線LAN規格に追加されるだろう。Wi-Fi関連の業務に就いている者が2.4GHzと5GHzスペクトラムに関連した微妙な差異について分からなければ、900MHzの802.11ahを導入する際に問題を抱えることになる。また、LTE-Uが無線LAN環境にどのような影響を与え得るか、マネジャーから聞かれても答えることができない。
さらに、次世代の主要な無線LAN規格となる802.11axでは、より洗練された機能を搭載し、802.11.acがシンプルに見えるだろう。802.11acと高密度Wi-Fiの細かい点を理解していないと、802.11axに関して訳が分からなくなる可能性がある。
これまで述べた全てのことは、ソフトウェア無線、ファブリック、オーケストレーションを無線LANに導入する前の話だ。これらを完全に理解していないと、その中のどの技術的パラダイムについても語ることができない。
今日のWi-Fiトレーニングは将来の役に立つか?
ワイヤレスネットワーク関連の職務に従事する全ての人には、CWNP認定資格のCertified Wireless Specialist(CWS)コースを受講することを勧める。営業やマーケティング担当者、ヘルプデスクのスタッフ、インストール作業者およびワイヤレスネットワーク業務を担うスタッフの管理者は全て、無線LANの技術的な基礎を理解するためにCWSを受講すべきだ。職務内容によっては、Certified Wireless Network Administrator、Certified Wireless Design Professional、Certified Wireless Analysis Professionalを含む他のCWNP認定資格コースも併せて受講するといい。これらのコースは全てベンダーの影響から独立したもので、今日のワイヤレスネットワーク世界のさまざまな側面を理解するための必要な原則を網羅する。
現在利用している無線LANベンダーが独自にトレーニングプログラムも役には立つが、その前にまずCWNP認定コースを受講することを勧める。設計者、サポートスタッフおよび無線LANを社内の他部署と統合する業務に携わる関係者にとっては、イーサネットとIPに関する背景知識を比較的深く持っておくことも必要となる。Wi-Fiは大規模なネットワークエコシステムの一部にすぎないため、そこから逃れる手段はない。
適切なWi-Fiトレーニングを受けずに今日の複雑な無線LANの世界で結果を出すことは、まず不可能である。環境は多岐にわたり、変動要因が多過ぎるのだ。現在手に入る最高のトレーニング教材にしても、これから登場する全てのものを完全に把握することはできない。少しでも追い付こうとするなら、知識は更新される必要がある。
私たちの多くは、プログラミングを多少なりとも習熟する必要があるだろう。あるいはコマンドラインやUIの外の部分で、プログラマーが無線LANの変更に私たちを関与させようとする際、少なくともそのプログラムを理解できる必要がある。ワイヤレスネットワーク関連に特化した知識だけではなく新しい概念を学び、さらに学習を重ねることを期待する。自分が選択した分野の変化に伴い、組織の中で生き残るためには、自分自身を変えなければならない。
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