クラウドコスト節約Tips(後編)
クラウドにも必須の資産管理を実現する重要なピース
クラウドコストの適正化には、ソフトウェア資産管理のベストプラクティスが有効だ。しかし、事業部門による資産管理には限界がある。そこで重要度が増す要素とは?
前編( Computer Weekly日本語版 10月3日号 掲載)では、IT部門を通さず部門単位でクラウドを導入した際に生じるデメリットを紹介した。
後編では、クラウドコストを節約するためのテクニックの数々を紹介する。
Computer Weekly日本語版 10月17日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「 Computer Weekly日本語版 10月17日号 」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
支出の最小限度額
ウィット氏は次のように話す。「ベンダーの中には、最少ユーザー数や想定される最少拡張数を確約させるところもある。Salesforceの契約はこのような仕組みになっていることが多い」
「事前購入したものを全て導入するのに大体6カ月かかるとする。だが目的が変わり、製品を当初の想定通りには使用しないとなると、3年間の契約に縛られることになる」
大手ソフトウェアプロバイダーはユーザーをクラウドサブスクリプションに移行させようとしているが、既存の企業契約にどの程度クラウドが含まれているのか正確に確認する価値があるとウィット氏は話す。小規模プロバイダーの場合は重複の可能性があり、ユーザーは二重支払いに陥る。
「重要なのは、クラウドがどのベンダーにとっても戦略的な意味で優先順位が高いことだ。それを強みとして利用し、重複を制限するような契約を調達部門に組み立てさせて、まだ導入していないサブスクリプションに支払うことがないようにする」
また、同氏は次のように補足する。「オンプレミスの企業契約にはクラウドへの移行プログラムが含まれていることが多い。例えばMicrosoftの『Enterprise Agreement』(EA)は確実にそのような仕組みになっている」
「クラウドの契約を結ぶ場合、オンプレミスライセンスにおいて未使用のソフトウェアアシュアランス保守プログラムがあればクレジットを受け取れることが多い。また有効な保守契約(『Windows Server』や『SQL Server』など)があれば、クラウドの導入権には何らかの永続ライセンスが付属している」
同氏は、サブスクリプション契約の1年目に割引するという「下取りサービス」をベンダーが実施しているケースも知っているという。「EU諸国であれば、中古ソフトウェア市場で永続ライセンスを再販するという選択肢もある」
可視性にまつわる課題
このようにクラウドサービスとSaaSの本質は、ビジネスユーザーがIT部門の束縛なくじかにサブスクリプションを購入してクラウドリソースを使用できるところにある。このため、IT部門はIT資産の使用状況を一目で確認することができないとウィット氏は話す。
続きはComputer Weekly日本語版 10月17日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 10月3日号 部門単位のクラウド導入が失敗の始まり
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly日本語版
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
4
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
5
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
6
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
7
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
8
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
9
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
10
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー