オーストラリア国外プロバイダーにも適用
他国も無関係ではいられない、Apple対オーストラリア政府の行方
オーストラリア政府の暗号解読法案にAppleが強く反発している。万人のプライバシーを守るべきか否か。同様の法律が各国に波及する可能性も懸念されている。
Appleはオーストラリア政府の暗号化解除法案に異議を表明している。暗号化を弱めれば犯罪が容易になり、深刻なリスクにつながるというのが同社の主張だ。
Computer Weekly日本語版 12月5日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「 Computer Weekly日本語版 12月5日号 」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
Appleは、同法案についてオーストラリア議会に提案書を提出した。この法案が可決されると、テクノロジー企業は暗号化通信へのアクセスを可能にするよう法執行機関に要請される可能性がある。暗号化はデータを守り、最終的には人々の生活を守る最善の方法だとAppleは述べる。
「ソフトウェアの今後のイノベーションは、機器のセキュリティが厳密に確保されることが基盤になる。何らかの形でこの保護を弱めることを許すと、進歩が遅くなり、全員が危険にさらされることになる」とAppleは主張する。
Appleは、公益を守ると誓った者にしか暗号化データを利用させないという提案は前提が誤っていると考えている。同社は、「暗号化は単なる数学」であり、暗号化を支える数学モデルを弱くすれば全てのユーザーの保護が弱まるだろうと述べる。
Appleは、暗号化とセキュリティに関する法案の「危険なほど曖昧な」条項も問題だとしている。
「過度に強力な権力によってサイバーセキュリティと暗号化が弱まる恐れがある」「適切かつ独立した司法による監督が欠けている」「技術要件の妥当性と実行可能性が政府の主観的見解に基づいている」などが曖昧さへの指摘だ。
こうした条項により、「政府がスマートスピーカーメーカーに、ユーザーの家庭に永続的な盗聴機能をインストールするように指示できるようになる」可能性や「医薬品プロバイダーに、薬剤使用の裏付けのために顧客の健康データを監視するよう求めることができるようになる」可能性があるとAppleは考える。
続きはComputer Weekly日本語版 12月5日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 11月21日号 G Suite対Office 365攻防戦の行方
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly日本語版
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
4
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
5
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
6
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
7
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
8
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
9
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
10
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー