教育機関が「なりすましメール」から身を守る方法【第4回】
なりすましメールにだまされないために学習者のセキュリティ意識を高める方法
教育機関がサイバー攻撃を受けたとき、最前線にいるのは学習者と教職員だ。彼らにセキュリティ意識と知識がないと、被害を防ぎにくくなる可能性がある。どのように対処すればよいのか。
正当な送信者を装う「なりすましメール」をはじめとするサイバー攻撃対策の一環として、教育機関は学習者や教職員のセキュリティ意識を高める必要がある。学習者と教職員は、サイバー攻撃の被害を防ぐ上で自分が担う役割を理解しているとは限らないからだ。
知識がなければ「なりすましメール」に気付かない 対処法は
併せて読みたいお薦め記事
連載:教育機関が「なりすましメール」から身を守る方法
学習者や教職員にセキュリティの重要性を理解してもらうには、教育機関はセキュリティトレーニングの実施頻度を上げることが望ましい。年に1度長い時間を使って実施していたセキュリティトレーニングを、時間を短縮して毎月または四半期ごとの取り組みに変える。
教育機関がセキュリティ意識向上のためのトレーニングを優先的に実施すべき相手は、新入学生だ。一般的な印象とは裏腹に、セキュリティに対する若い世代の意識は必ずしも高いとは言い切れない。一部の学習者の間で脆弱(ぜいじゃく)なパスワードの使用と資格情報の使い回しが横行している話もある。
攻撃者は、人間の心理を巧みに利用して機密情報を入手する攻撃手法「ソーシャルエンジニアリング」の手口を駆使して、教育機関へのサイバー攻撃を企てる可能性がある。教育機関は、学習者と教職員が新しく出現した脅威をいち早く把握できるようにすることが望ましい。
メールを使って教育機関を狙うサイバー攻撃の場合、学習者と教職員が防御の最前線になる。教育機関は1回のクリック操作で、サイバー攻撃成功のチャンスが生まれかねないことを学習者や教職員に周知する必要がある。
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー