責任あるAI利用とは【第1回】

大規模言語モデル(LLM)活用の“勝ち組”になる条件とは?

生成AIツールやその基になる大規模言語モデル(LLM)の活用が広がっている。AI分野の専門家は、生成AIツールやLLMの利用を成功させるのは、トレンドを追う企業ではないと指摘する。

 AI(人工知能)ベンダーOpenAIの「ChatGPT」をはじめとする生成AI(テキストや画像などを自動生成するAI技術)ツールの活用機会が広がる一方で、プライバシーの侵害や誇大広告といった生成AIがもたらし得るリスクが社会的に取り上げられている。

 企業が生成AIツールや、その基になる大規模言語モデル(LLM)を使って成功を収めるために必要な点とは何か。成功を収めるのは、トレンドを追って一番乗りを目指すような企業ではない。AI技術ベンダーDataikuで「責任あるAI」(公平性や透明性、安全性の確保を考慮したAI開発)の責任者を務めるトリベニ・ガンジー氏が、ブログに公開したエントリ(投稿)を基に紹介する。

LLMの“勝ち組企業”になる条件

 2023年5月、GoogleのAI部門の大御所で「AIの父」と呼ばれるジェフリー・ヒントン氏が、自身が開発に携わった技術の危険性を世界に警告するために同社を退社したと報じられた。

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