PythonからGILを取り除く是非【中編】

「Python」次期バージョンがもたらすのは“改良”よりむしろ地獄?

「GIL」を「Python」から削除する提案が承認されたことに伴い、Pythonのエコシステムを支えるライブラリ管理者にも新たな課題が生まれようとしている。どのような影響を与え得るのか。

 プログラミング言語「Python」は、簡潔な文法や豊富なライブラリで人気を博している。同時に、複数のCPUコアを効率的に利用することが制限されている問題も抱えている。これはCPython(Pythonの標準実装)が持つ「GIL」(Global Interpreter Lock)に起因する問題だ。

 GILはデータの整合性を保つ一方で、並列処理の制約となっている。この問題を解決するため、PythonコミュニティーはGILの削除を検討し始めた。ただしこの変更は新たな課題をもたらす可能性がある。なぜ問題になり得るのか。本稿はその理由のうち3つを取り上げる。

「GILなしPython」がもたらすのは改良よりむしろ地獄?

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