東京理科大が開発

ウェアラブルデバイスの「電池切れ」を解消? “メモリで考える”極小AIとは

バッテリー容量の制限や処理能力の限界が、IoTデバイスの性能向上を妨げている。東京理科大学が新たに開発した技術は、そうした限界を克服できるAIモデルの実現可能性を示すものだ。どのような仕組みなのか。

 AI(人工知能)技術とIoT(モノのインターネット)は、近年で急成長を遂げている技術分野だ。ネットワークのエッジ(端)にIoTデバイス(IoTエッジデバイス)が遍在し、高度に相互接続された世界では、デバイス内でデータを処理することが重要になる。インターネットへの依存度の低減、逐次通信による遅延の解消などの必要があるからだ。

 そうした課題を解決するために、IoTエッジデバイス内でAIモデルを稼働させることを考えるとする。だがIoTエッジデバイスは本質的に小型であり、電力容量、処理速度、回路サイズに制限がある。つまりIoTエッジデバイスのような小型デバイスに収まる物理回路で稼働する、省電力なAIモデルを実装しなければならない。

 この相反する要件を満たしたAIモデルを実装するための新たなアプローチを、このほど東京理科大学の研究チームが提唱した。研究チームによると、今回提案した設計はあらゆる用途においてデバイスのエネルギー消費を削減し、持続可能性目標の達成に貢献する。画期的なその仕組みとは。

省スペース、省電力なAIモデルとは?

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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