CISOとメンタルヘルス【前編】

予算も会話も足りない――CISOのメンタルを窮地に陥れる現場の“リアル”とは

過酷な勤務の結果、バーンアウトに陥るCISOがいる。業務のどのような要素がリーダーを疲弊させるのか。事態が深刻になる前に、個人と企業が打てる手にはどのようなものがあるのか。

 バーンアウト(燃え尽き症候群)は、長期間にわたるストレスによって感情的、身体的、精神的に疲労した状態を指す。この状態に陥った場合、仕事や趣味に無関心になる傾向がある。

 特にバーンアウトが深刻化しているのが最高情報セキュリティ責任者(CISO)だ。調査会社Gartnerの調査によれば、バーンアウトを一度は経験したことがあると答えたCISOは62%、複数回経験したと答えたCISOは44%だった。同調査は、2023年6~7月、企業で情報セキュリティやIT部門のリーダーを務める178人に実施した調査結果に基づく。

CISOが燃え尽きてしまう理由

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