ツールの乱立と新たな課題

IT管理者の半数以上が悩む「アラート疲れ」の裏にある“本当の課題”

DX推進のため導入したツール群が、IT部門の疲弊を招いている。Splunkの調査では、半数以上が「ツールの乱立」「誤検知アラート」に悩まされていることが判明した。このアラート疲れの先にある、本当の課題とは。

 デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために、企業はクラウドサービスへの移行やマイクロサービスアーキテクチャ(複数の小規模サービスを組み合わせた構成)の導入に取り組んでいる。これによってビジネスの変化に素早く順応できる体制が整う一方、システムは複雑化する。その結果、システム全体の把握が難しくなり、IT運用チームは障害発生時の原因を特定するために、さまざまな専門ツールを使い分けなければいけないという課題に直面している。

 この実態は、可観測性(オブザーバビリティ)ベンダーSplunkが2025年10月に発表したレポート「オブザーバビリティの現状 2025」から明らかになったものだ。同社は日本を含む世界9カ国のITおよびエンジニアリング専門家1855人を対象に、2025年2月から3月にかけて調査を実施した。それによると、回答者の半分以上が「多過ぎるツール」(59%)と「大量の誤検知アラート」(52%)に悩まされている上、AI(人工知能)技術が新たな課題をもたらしている。

 こうした課題を乗り越えるために重要なのが、単なるシステム監視ツール以上の効果をもたらす「オブザーバビリティ」ツールの導入だ。

調査が示す「新たな重荷」

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