Z世代の離職を招く「デジタルフリクション」

世界で「IT部門に不信感」が57% シャドーITが招く日本企業の“思考停止”

従業員の過半数がIT部門を信頼していない――。TeamViewerの調査で、使いにくいITツールが「シャドーIT」の温床となり、収益減や若手の離職を招いていることが分かった。「デジタルフリクション」の深刻な実態とは。

 オフィスのPCが動かなくなる、業務システムにつながらない――。こうした日常的なITツールの使いにくさが、企業の競争力を削いでいる。リモートアクセスツールベンダーTeamViewerは2025年8~9月、日本を含む世界9カ国の従業員4200人を対象として、業務で使用するPCやアプリケーションの不調が業務を妨げる「デジタルフリクション」(デジタル摩擦)に関する調査を実施した。その結果、IT機器やシステムのトラブルによって、従業員1人当たり月平均1.3日の業務時間が失われていることが分かった。

 この問題は単なる時間の浪費だけではなく、企業が無視できない「深刻な実害」と「日本特有のリスク」をはらんでいる。

「IT部門に相談しても無駄」という本音

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