炎上の真因は「上流工程」にあり

なぜITプロジェクトは燃えるのか? 66%が直面する失敗の“本当の原因”

スケジュール遅延や品質トラブルなど、ITプロジェクトに失敗は付き物だ。調査によると、その原因はエンジニアの技術不足ではなく、開発フェーズ以前に潜む根深い構造的問題にある。炎上を防ぐための条件とは。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)推進やアプリケーション内製化の潮流の中で、ITプロジェクトの難易度は高まっている。社会人教育サービスを手掛けるEdWorksは2025年11月、情報通信業に従事する技術系人材1003人を対象に調査を実施した。

 調査によると、過去のプロジェクトにおいてスケジュール遅延、品質問題、コスト超過といったいずれかの形で「失敗」(炎上)を経験した割合は66%に達した。多くのプロジェクトが、開発やテストといった実行段階でトラブルに見舞われているのが現状だ。

 だがトラブルが表面化するフェーズと、その「根本原因」が潜んでいるフェーズは必ずしも一致しない。今回の調査データを詳細に分析すると、エンジニアの技術力不足だけでは説明がつかない、プロジェクト構造上の課題が浮き彫りになった。

技術力よりも大事なスキルとは?

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