シニアエンジニアの6割が年齢の壁を実感

“40代以上はお断り”が招く技術の断絶 若手偏重で加速する「組織の空洞化」

「エンジニア不足」と叫びながら、経験豊富なベテランが「年齢フィルター」だけで弾かれている実態がある。企業がベテランを排除するコストと、生き残るシニアエンジニアの条件を読み解く。

 IT人材の不足が深刻化する中、経験豊富なシニアエンジニアの活用が急務となっている。しかし現場の実感としては、「年齢」が依然として大きな壁になっている。

 シニアエンジニア特化求人サイト「レガシーフォース」を運営するモロは2026年1月、40代から60代のITエンジニア600人(各年代200人)を対象にインターネット調査を実施した。その結果は、企業の採用戦略における致命的な問題を示唆している。

 採用や案件選考の場面において、63.8%のエンジニアが「年齢を理由にした選別がある」と回答した。この傾向は40代から60代まで一貫しており、「年齢選別を全く感じない」と答えた人はわずか4.7%に過ぎない。多くの企業が、実力や経験を見る前の段階で、年齢というフィルターによってベテランを門前払いしている実態が浮き彫りになった。

現場が求めているのは「若さ」ではなく「判断力」

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