多要素認証を無力化する脅威

「多要素認証(MFA)なら安全」は幻想か セッションを盗む“リアルタイムフィッシング”の脅威

多要素認証(MFA)を入れたから安心という思い込みが、企業の命取りになり得る。認証後のクッキーを奪い取る「リアルタイムフィッシング」と、その対策とは何か。

 企業の情報システム部門(情シス)にとって、IDとパスワードの保護はセキュリティの根幹だ。しかし最近、従来のフィッシング対策を根本から覆す「リアルタイムフィッシング」が急速に拡大している。リアルタイムフィッシングの特徴は、フィッシング対策に有効な手段とみられてきた多要素認証(MFA)を、攻撃者が迂回(うかい)する点にある。どういうことなのか。

 本稿は、リアルタイムフィッシングの仕組みを解説しながら、どうやって対抗ができるかを考える。

リアルタイムフィッシングの仕組みと対策

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